# --- Kifu for Windows (Pro) V6.32 棋譜ファイル --- 開始日時:2009/06/14 10:50 終了日時:2009/06/14 11:48 棋戦:第25回とちのきカップ1回戦 持ち時間:0時間15分 消費時間:148▲15△15 場所:宇都宮市・とちぎ健康の森 手合割:平手   先手:北尾まどか初段 後手:船戸陽子二段 手数----指手-- *本局は第25回1dayトーナメント 第2回とちのきカップ1回戦 船戸陽子二段−北尾まどか初段。持ち時間は15分。使い切ると1手30秒の秒読み。対局開始は10時50分。振り駒の結果、北尾初段の先手に決まった。 * *(棋譜・コメント入力=銀杏) 1 7六歩(77) *とちのきカップは今回で第2回を迎える。今回も朝から多くの人が観戦に来られている。 2 3四歩(33) *船戸二段は朝のあいさつで「北尾初段は栃木にゆかりがあり、前回の覇者です。私は悪役になってしまいますが(笑)、精一杯頑張りたいと思います」と話していた。 3 2六歩(27) *北尾初段は朝のあいさつで「私が初めて女流棋士という存在を知ったのは船戸二段でした。憧れの先輩と対戦となります」と語った。 4 4四歩(43) *本棋戦の大盤解説者は片上大輔六段と、戸辺誠五段、藤森奈津子三段。 *片上六段は棋士になってからすぐに高校大会の審判長・指導対局で栃木に来るようになり縁が深い。 *戸辺五段は弟子の羽川岳奨励会員五級が栃木県出身。 5 4八銀(39) *北尾初段は5月31日にLPSAの退会届を提出、6月15日付にて正式な退会となる。「これまでの枠組みにとらわれない新しい活動、前例なき普及活動にチャレンジしたいため、フリーの立場の女流棋士として将棋界のために活動していきたい」ということで、フリーの立場での女流棋士として活動していくこととなった。本棋戦はLPSA所属棋士としての最後の対局となる。 *北尾初段はどうぶつしょうぎの考案者として知られるが、今回のとちのきカップなど1dayトーナメントの運営にも力を尽くした。これからも柔軟なアイデアで棋界の普及に取り組むことだろう。北尾初段の今後の活躍に期待したい。 6 4二銀(31) 7 4六歩(47) *北尾初段は父親が栃木出身という縁がある。 *前回のとちのきカップでは見事に優勝を果たした。 8 5四歩(53) 9 4五歩(46) *2二角の浮き駒を見越して早速仕掛ける。 *この手があるなら△5四歩では△3二金の方が無難な意味があった。 10 5三銀(42) *しばらく席を外していた船戸二段は5三に銀を上がった。8二飛の利きが通り、次に△4五歩と取れる。 11 4四歩(45) *北尾初段は和服での対局。 12 同 銀(53) 13 2五歩(26) 14 3三角(22) *▲2四歩△同歩に▲4五歩と打てば大決戦となる。北尾初段は慎重に読みを入れている。 *▲4五歩に(1)△同銀か(2)△5五銀か。 15 4五歩打 16 5五銀(44) *▲2四歩△同歩▲5六歩は先手も怖いだろうという読み。 17 3六歩(37) *形を乱してから手を戻す。 18 3二金(41) *これで2筋が補強された。 19 5八金(49) *残り時間は北尾初段3分、船戸二段10分。 20 4二飛(82) *変則的な四間飛車となった。 *4五歩を狙う。 21 3七桂(29) 22 6二玉(51) *とりあえず玉が上がれれば一安心。 23 6八玉(59) 24 7二玉(62) 25 7八玉(68) *幾分、穏やかな展開になった。 26 8二玉(72) 27 5六歩(57) *北尾初段はここで秒読みに入った。 28 同 銀(55) 29 2四歩(25) *「浮き駒に手あり」ということで仕掛けていく。 30 8八角成(33) 31 同 銀(79) 32 2四歩(23) 33 同 飛(28) *▲2四飛と▲5三角の比較は迷うところ。 34 2三歩打 35 3四飛(24) *△3三歩なら▲5四飛が銀取りと▲5三飛成の両狙いになる。 36 4七歩打 *待望の反撃。 37 同 銀(48) *▲5九銀は△4六角や△2八角を嫌った。 38 同 銀成(56) 39 同 金(58) 40 4六歩打 *急所を突く。▲同金は△2八角。 41 同 金(47) 42 4三銀打 *▲3五飛に△2四角とこちらから打つつもりだろう。 43 3五飛(34) 44 5七角打 45 4七銀打 *粘り強い一手。先手は歩得の主張がある。穏やかな展開になれば、▲7七銀の余裕を得られる。 46 4八角成(57) 47 1五角打 *攻防の角で反撃。軽く受けるなら△2四歩か。△4一飛は▲4四歩△同銀▲3二飛成でしびれる。 48 2四歩(23) *北尾初段は飛角が狭い。 49 同 角(15) *攻めに活路を見出そうとする。 50 6二飛(42) *金にヒモをつけて堅い。 51 1五角(24) *辛抱して▲2五飛を楽しみにする。 52 1四歩(13) *角を追う。しかし、▲2六角は6二飛を狙って、先手にとっても好位置。一長一短のある手。 53 2六角(15) *北尾初段はハンドタオルで口元を押さえている。 54 3三桂(21) *船戸二段は左手を口に当てている。 55 5八金(69) 56 4九馬(48) *△2七馬が見えている。先手は忙しい。 57 5九歩打 *秒に追われて底歩で固めた。 58 2七馬(49) 59 2五桂(37) 60 2六馬(27) 61 3三桂成(25) 62 3五馬(26) *後手の大きな駒得となった。 63 同 歩(36) 64 3三金(32) 65 4四歩(45) 66 同 銀(43) 67 3四歩(35) *北尾初段は必死に手をつなぐしかない。 68 4三金(33) 69 5六桂打 70 5三銀(44) 71 4四歩打 72 4二金(43) *金持ちけんかせずの態度を取る。 73 2二角打 74 2八飛打 75 3三歩成(34) *攻めだけでなく、▲3八歩の受けも見ている。 *飛車損とはいえ、まだ簡単ではない。 76 4一金(42) 77 4三歩成(44) 78 6四銀(53) 79 同 桂(56) 80 同 歩(63) *石橋−中倉戦、大庭−藤田戦が終局した。 81 2九歩打 *軽手。このままでは飛車に玉を狙われているので、それをどかそうとしている。 82 同 飛成(28) 83 1一角成(22) *しばらく前からすると、差が詰まったか。 84 4五歩打 85 同 金(46) 86 2七角打 87 4六金(45) 88 4五歩打 89 5六金(46) *▲5三とを楽しみに受ける。 90 5五歩(54) *船戸二段は歩を巧みに使って攻める。 91 5七金(56) *▲5五同金もあった。 92 6五桂打 *金を攻めるのが好手になりやすい。 93 5三と(43) 94 5七桂成(65) *▲6二とも詰めろではないので、この瞬間に迫る。 95 同 金(58) 96 4六歩(45) *馬筋を通す攻防手。 97 5八銀(47) 98 5六歩(55) *船戸二段の攻めが厳しく、北尾初段苦しい展開。 99 6二と(53) 100 同 金(61) *北尾初段、大きく息をついた。 101 5六金(57) 102 5九龍(29) *北尾初段は▲8六香や▲4三との余裕を得たい。 103 6九銀打 *チャンスを待つ。 104 4七歩成(46) *形を乱す軽手。船戸二段の歩使いは見事。 105 同 銀(58) 106 5五歩打 107 8六香打 108 5六歩(55) *先手玉は△6八金から危ない。 109 7五桂打 *必死に迫る。 110 7二金打 *「激辛流」の受け。 111 8三桂成(75) 112 同 金(72) 113 同 香成(86) 114 同 玉(82) *中井−蛸島戦も終局。残るは本局のみ。 115 5八金打 *囲いを再構築。戦いが始まってから100手以上指されている。 *先手は駒損が桂損にまで回復した。 116 1九龍(59) 117 4二と(33) *馬筋が通り、△同金なら▲2二飛の狙い。 118 5七桂打 119 5九歩打 120 6九桂成(57) 121 同 玉(78) 122 5七歩成(56) 123 同 金(58) 124 4九角成(27) *この駒が使えてきたのは大きい。 125 5八金(57) 126 5七歩打 *厳しい攻めが続く。北尾初段、大きく息をついた。 127 7五桂打 128 7四玉(83) *桂先の玉は寄せにくい。 129 6八金(58) 130 5九馬(49) 131 7八玉(69) 132 6九銀打 133 7七玉(78) *▲同金は△7七香▲同銀△6九馬以下詰み。 134 8五桂打 135 6六玉(77) 136 6八馬(59) 137 5五玉(66) *入玉にかける。 138 5三金(62) 139 4五玉(55) 140 5八歩成(57) 141 4六歩打 142 6七馬(68) 143 5六歩打 144 3九龍(19) 145 3八歩打 146 2八龍(39) 147 3四飛打 148 2五龍(28) *北尾初段、必死の頑張りを見せたが、ここで投了となった。以下は▲3五飛△5四金打までの詰み。船戸二段が準決勝戦に進出した。 *北尾初段としてはLPSA最後の棋戦を白星で飾れなかったが、新しい舞台での活躍を期待したい。 149 投了 まで148手で後手の勝ち