# --- Kifu for Windows (Pro) V6.32 棋譜ファイル --- 開始日時:2009/07/20 10:00 終了日時:2009/07/20 11:14 棋戦:第26回マンデーカップ1回戦 持ち時間:0時間30分 消費時間:100▲30△30 場所:駒込サロン 手合割:平手   先手:藤森奈津子三段 後手:中倉彰子初段 手数----指手-- *本局は第26回1dayトーナメント「第2回Mondayカップ」藤森奈津子三段−中倉彰子初段戦。持ち時間は30分、使い切ると1手30秒の秒読み。 *記録係はMonday Lesson生徒の和田さんが務める。 *和田さんが行った振り駒は歩が3枚出て、藤森三段の先手に決まった。 *(棋譜・コメント入力=銀杏) 1 7六歩(77) *棋戦名のMondayは月曜開催されているLPSA主催の将棋教室「マンデーレッスン」から。このトーナメントは生徒有志が記録係や観戦記など運営も行う。 2 8四歩(83) *LPSA棋戦では第9回蒲刈カップで藤森三段が、第2回日レス杯と第1期天河戦で中倉初段が勝っている。 *公式戦では藤森2勝、中倉4勝となっている。 3 7八飛(28) *藤森三段得意の三間飛車。 4 8五歩(84) *中倉初段は対局前に「午後からは大盤解説もありますのでそちらも楽しんでください。私も一生懸命指したい」と抱負を述べた。 5 7七角(88) *藤森三段は対局前に「生徒の皆さんがいる前でMonday Lessonモードが抜け切らないですが、対局モードに切り替えて戦いたい」と抱負を述べた。 6 3四歩(33) 7 6六歩(67) 8 6二銀(71) 9 6八銀(79) 10 4二玉(51) 11 4八玉(59) 12 3二玉(42) 13 3八玉(48) *互いにスルスルと玉を横に動かしていく。 14 3三角(22) *持久戦を目指す角上がり。△3三角は玉を2二に移動させて深く囲えるようにした。 15 6七銀(68) 16 5四歩(53) 17 5六歩(57) 18 5三銀(62) 19 7五歩(76) *藤森三段は石田流を目指す。 *▲3八玉のままで攻めの形を狙って積極的だ。 20 2二玉(32) 21 6八角(77) *飛車筋を通して▲7四歩の交換を狙う。 22 6四銀(53) *7筋を補強する一着。 *Monday Lessonの生徒が大盤解説を行っている。 23 5八金(69) *7筋の歩交換を含みにしながらの駒組み。 *開始10分でここまで進んだ。消費時間は藤森4分、中倉6分。 24 1二香(11) *居飛車穴熊宣言。 25 2八玉(38) 26 1一玉(22) *次に△2二銀と上がれば十分な構え。 27 3八銀(39) *藤森三段は美濃囲いに構えた。 28 2二銀(31) *次に△3一金、または△3二金と上がればさらにしっかりする。 29 7四歩(75) *▲1六歩も大きい手だが、それ以上に△3一金の方が価値の高い手となる。 30 同 歩(73) 31 同 飛(78) 32 7三歩打 *▲7一飛成とできないため、すぐに打つ必要のない手だが飛車の態度を聞く。 *△7五歩は▲4六角から▲6五歩と8二飛のコビンを狙いながら、銀を追われてしまう。 *具体的には△7五歩▲4六角△7二金▲6五歩△7三金▲同飛成△同銀▲7四歩という具合だ。 33 7六飛(74) *▲7八飛や▲7九飛と下に引く手も考えられた。 34 3一金(41) *消費時間は藤森9分、中倉8分。 35 1六歩(17) *美濃囲いに構えた場合、端歩は突いておきたい。 *終盤で▲1七玉から▲2六玉と逃げることが可能だ。 36 1四歩(13) *中倉初段は端歩を受けた。 *▲1五歩と位を取られると玉の懐が広くなったり、将来の端攻めが気になったか。 37 7七桂(89) *▲6五歩と銀を追い払う手を狙う。△4二角には▲6五桂を用意している。以下△7五銀▲7九飛△6四歩は▲7五飛と銀を取れる。 *このあたりは石田流を指しなれた藤森三段が軽快に指している。 *中倉初段は右手を口元に、左手を腰に当てて考えている。 *藤森三段は目を閉じ、中倉初段の指し手を待つ。 38 4二角(33) *無条件で△7五銀が実現すれば後手優勢。 39 6五桂(77) *二段ジャンプで桂をさばきながら、飛車の逃げ道を作る。 40 8四飛(82) *中倉初段も飛車を浮く。 *△7四歩から△7五銀という手段だけでなく、穴熊の堅さを生かしてドカンと△7四飛のぶつけも視野に入っている。 41 4六角(68) *記録係の和田さんは2枚の用紙に棋譜を書き込んでいる。1枚をメモ用、もう1枚を清書用に使用している。 *中倉初段としては、6一金が少々気になるところ。3二まで移動できれば言うことなしだが、△5一金に▲7二歩のような手段も見える。 42 7四歩(73) *3分以上考えて歩を伸ばした。消費時間は藤森13分、中倉19分。 *中倉初段は激しい戦いよりもじっくりした展開を目指して6一金を守りにつけたい。 43 5五歩(56) *藤森三段も3分以上考えて▲5五歩と突き出した。 *△同歩なら▲5四歩でうまいが、△同銀と銀で取られたときにどのように手をつなぐのだろうか。 44 7五歩(74) *まずは飛車を追う。 45 7九飛(76) *△8六歩〜△8七歩成が飛車取りにならないように下段まで引く。 *「大駒は離して打て」というように、遠くから利かすのがよい。 46 5五銀(64) 47 5三歩打 *藤森三段期待の一着。角筋を止めて▲7五飛を狙う。 *また、銀を持てば▲5二銀△6二金▲4三銀成と攻めていける。 *中倉初段は考慮中に残り5分を切った。藤森三段は13分残している。中盤戦の難所、持ち時間が1時間あれば20分くらいは考えたい局面だ。 48 8六歩(85) *5分以上考えて攻め合いに出た。 49 5五角(46) *行った! 50 同 歩(54) 51 5二銀打 *狙い筋を敢行。 *先手の駒はよくさばけている。あとは7九飛がさばければ。 52 同 金(61) 53 同 歩成(53) *大きなと金だが、穴熊は遠い。 *▲5三桂成からの成駒攻めが間に合うかどうか。 54 2四角(42) *中倉初段期待の反撃。飛車取りだ。 55 7五飛(79) 56 7四歩打 *飛車の成り込みを防ぐ。まさに一歩千金。 57 7六飛(75) *悔しいが一回は下がるしかない。 *中倉初段はここから1手30秒の秒読み。 58 7五銀打 *△8七歩成は▲8五歩△同飛▲7四飛のさばきを許す。 *中倉初段は手厚く銀を打ち、さばきを押さえようとする。飛車が逃げればそこで△8七歩成が利く。 *藤森三段は前傾姿勢になった。 59 同 飛(76) *3分考えての英断。 60 同 歩(74) 61 5三桂成(65) *美濃囲いの堅さで勝負。次は▲4二銀から噛み付く攻め。 62 5六歩(55) *筋のいい突き出しだが、△8七歩成〜△7七とが銀取りにならなくなった面も。 63 同 銀(67) 64 8九飛打 65 4二と(52) *軽快だが、盤上から攻め駒がなくなる意味もある。張り付くなら4二に金や銀を打つ手もあった。 66 同 金(31) 67 同 成桂(53) 68 同 角(24) *後手は大駒4枚を持ったのはよいが、受け駒となる金銀が少ないのがネック。 *特に金はのどから手が出るほど欲しい。3一に打ち付けて補強したいからだ。 69 3二金打 70 6四角(42) *△6五歩の突き捨てはこの手を視野に入れていたのだろう。 *美濃囲いの弱点、△3六桂が見えている。 71 5五歩打 *△3六桂を防ぐ。落ち着いている。 72 8二飛(84) *飛車を遠くから受けに利かす。 *△8七歩成〜△7七と〜△8八飛上成を狙っている場合ではない。 73 4一銀打 *藤森三段は切れない攻めを目指したい。 74 9九飛成(89) *△3一香を見せて大きな一手。 75 6五歩(66) *角をどかせば▲4五銀〜▲3四銀のさばきも狙える。 76 5三角(64) *藤森三段は考慮中に残り1分を切った。終盤戦の面白いところ。 *△5三角は場合によっては△1五歩の端攻めを見ている。 77 5四歩(55) 78 4四角(53) *中倉初段は△6六角〜△3九角打を狙う。 *また、角が2二に利いて受けにも働いてきた。 *藤森三段もここから1手30秒の秒読み。 79 4六歩(47) 80 2四香打 *危険もともなうが攻める。 81 4八金(58) *秒に追われて指した藤森三段は首をひねった。 82 6六角(44) *△4八角成▲同金△3九角を狙う。 *美濃崩しの基本。 83 5七金打 *堅いが、攻め味に乏しくなったか。 84 7七角成(66) *秒に追われ、慌てて成った。 *藤森三段がうなずく。 *△5七同角成▲同金△4八金は▲5五角でややこしくなる。 85 5三歩成(54) 86 3五桂打 87 5九歩打 88 同 馬(77) *秒読みの中、怖がらず決めに行った。 89 2二金(32) *先手玉は駒を渡してもかなり詰まない形。 90 同 飛(82) *後手玉はコンパクトに絶対詰まない形を実現させた。 91 3一銀打 *△8二飛なら▲5九金△同龍▲7七角がある。 92 4八馬(59) *後手玉は詰めろではない。中倉初段は見切っている。 93 2二銀(31) *Monday Lessonの生徒の皆さんはプロジェクターでネット中継の様子を静かに見守っている。 94 同 玉(11) 95 3九飛打 *つらいが、▲4八金は△3九角で詰んでしまう。 96 2七香成(24) 97 同 銀(38) 98 同 桂成(35) 99 同 玉(28) 100 2六銀打 *後手は大量に駒を持っているので、先手玉は詰み。以下は▲2六同玉△3五銀▲2七玉△2六金▲2八玉△2七金打までの追い詰めとなる。 *終局時刻は11時14分。消費時間はともに30分。 * *※87手目▲5九歩が敗着。代わりに▲4二とと攻め合えば先手も勝機があったようだ。 101 投了 まで100手で後手の勝ち