# --- Kifu for Windows (Pro) V6.32 棋譜ファイル --- 開始日時:2009/09/23 14:20 終了日時:2009/09/23 15:31 棋戦:第28回GSPカップ準決勝 持ち時間:0時間30分 消費時間:124▲30△30 場所:駒込サロン 手合割:平手   先手:小野ゆかりさん 後手:藤井 敬子さん  手数----指手-- *本局は1dayトーナメント「GSPカップ」準決勝、小野ゆかりさん−藤井敬子さん戦。持ち時間は各30分、使い切ると1手30秒の秒読み(チェスクロック使用)。 *(棋譜・コメント入力=銀杏) 1 7六歩(77) *小野さんは26日に行われる第3回日レスインビテーションカップのベスト8に残っている。 2 3四歩(33) 3 6六歩(67) *小野さんは1回戦では、四間飛車で泉對直子さんを破っている。 4 3三角(22) *藤井さんは新藤仁奈さんを相振り飛車で破って準決勝進出。 5 7七角(88) 6 2二飛(82) *藤井さんが先に向かい飛車に構えた。 7 7八銀(79) 8 7二銀(71) 9 4八銀(39) 10 2四歩(23) 11 3六歩(37) 12 4二銀(31) 13 3七銀(48) *先に矢倉の形を作るのが、近年流行している4手目△3三角型対策。 14 5二金(41) 15 6七銀(78) 16 6二玉(51) 17 8六歩(87) 18 7四歩(73) 19 8八飛(28) *小野さんも向かい飛車に構えて、相振り飛車となった。 20 7三銀(72) 21 3八金(49) 22 7二金(61) 23 4八玉(59) *相振り飛車の相矢倉戦。後手は左銀をどう活用させるか。 24 7一玉(62) 25 5八金(69) *藤井さんが3分ほど考えている。 *△4四歩〜△4三銀とするか、△5四歩〜△5三銀とするかで、駒組みが大きく変わっていく。 26 1四歩(13) *相手の態度を見る。▲1六歩なら△2五歩〜△1五歩のように後手の攻め筋が増える。 *消費時間は小野さんが2分、藤井さんは6分。 27 9六歩(97) *小野さんも態度保留。 28 1五歩(14) *1筋の位を取ったことで、△1三桂〜△2五桂の狙いが生じた。 29 3九玉(48) 30 4四歩(43) *藤井さんは首を横にかしげながら4筋の歩を伸ばした。 * *GSPはLPSAのメインプロジェクト「Girl's Shogi Project」の略称。 *LPSAは小学生女子名人戦、中学生女子名人戦、女子アマ王位戦など、「女の子が将棋を楽しめる環境作り」に取り組んでおり、現在、GSP基金の募集を行っています。 *詳しくはhttp://joshishogi.com/gsp/gspfoundation.htmlをご覧ください。 31 9五歩(96) *小野さんも位を取る。 32 4三銀(42) *まったくの先後同型。 33 6五歩(66) *先手番の利を生かして大きく位を取る。 *互いの角を駒台に置けば、角換わり腰掛け銀と同じような局面になるが、角換わり腰掛け銀では4筋(この場合は左右反転しているので6筋)の位は大きいと言われている。 *現状も先手角だけ使えるが、後手角は使えていない。 34 5四銀(43) 35 5六銀(67) *消費時間は小野さん3分、藤井さん13分。藤井さんの考慮が目立つ。 *時刻は14時35分。 36 1三香(11) *△4五歩は▲3三角成△同桂▲6六角と好位置に角を打たれそう。 *藤井さんは△1二飛の雀刺しを狙う。 37 6六角(77) 38 4五歩(44) *△1三香のところで△4五歩とするよりも1手得になるように指す。 39 3三角成(66) 40 同 桂(21) 41 6六角打 *6六角は相腰掛け銀では急所の位置。 *9筋に狙いをつけながら△2五桂を防いでいる。 42 4三金(52) 43 7七桂(89) *二人とも盤の横に紙パックの紅茶を置いている。 *小野さんはアップルティー。 *藤井さんはストレートティー。 44 1二飛(22) *△1三香からの継続手。1筋を狙う。 45 8五桂(77) *相手が攻めてくる前に先に攻める。 *香を持てば▲4四香がある。 46 8二銀(73) *△8四銀もあった。後で△2五桂▲2六銀△8二角の筋を狙えた。 47 6八飛(88) *後手は壁形になったので攻めにくいか。 *残り時間は小野さん21分、藤井さん11分。 48 6二金(72) *△7二玉と立て直す手を含みにしながら5三を補強した。 49 8八角(66) *▲5五銀を狙う。 *すぐ▲5五銀は△6五銀とかわされるのを警戒した。 50 8四歩(83) *6六角が引いた瞬間に桂を捕獲する。 51 9三桂成(85) 52 同 銀(82) 53 5五銀(56) *形を乱してから銀をぶつける。 *いつでも9筋で▲9四歩△8二銀▲9三歩成から駒を補充できる。 *藤井さんは左手をほほに当てて考えている。 54 3二飛(12) *△3五歩▲同歩△2五桂の攻めを見る。 *▲4四銀を警戒し、先回りして受けた意味もある。 55 5四銀(55) 56 同 歩(53) 57 6四歩(65) *飛車のさばきを狙う。 58 同 歩(63) 59 同 飛(68) *勢いよく攻めていく。 *藤井さんは残り5分を切った。小野さんは残り16分。 60 6三歩打 61 6八飛(64) *しばらく考えてから飛車を引いた。 62 8七銀打 63 6六角(88) 64 7六銀成(87) *藤井さんは大駒を攻める方針。 *こうなってみると、小野さんとしてはどこかで▲9四歩△8二銀の交換を入れたほうが良かったか(▲8四角と出られた)。 65 8八角(66) 66 8二銀(93) *渋い。 *歩を入手したため、▲9四歩は△9二歩と受けることも可能。 67 9四歩(95) 68 9二歩打 *小野さんはボヤボヤしていると、△7三銀〜△7二玉と陣形を立て直されてしまう。攻めるなら▲4四銀くらいか。 69 4四銀打 70 4二金(43) *△同金▲同角△4三銀は▲2三金で先手が良さそうだ。 71 6四歩打 72 同 歩(63) 73 同 飛(68) *残り時間は小野さん10分、藤井さん2分。 *▲4四銀の効果で、△6三歩に▲5四飛が利く。 74 7三銀(82) *味のいい活用。 75 5四飛(64) 76 5三歩打 77 5六飛(54) 78 6九角打 *△8七成銀では駒がソッポに行く。 79 4八金(58) 80 8七角成(69) 81 5五角(88) *藤井さんはここで30秒将棋に入った。 *時刻は15時10分。 *小野さんの攻めがつながるかどうかギリギリの局面だ。 82 6四桂打 *飛車を捕獲する。 *▲同角△同銀の後、小野さんに攻めがなければ藤井さんが優勢となる。 83 3三銀成(44) *こちらから。 *▲6四同角△同銀▲5五桂は△5四角くらいで大変か。 84 同 金(42) 85 同 角成(55) 86 同 飛(32) *藤井さんの角得。 87 5五飛(56) *▲4五飛を見せる。△5四銀なら▲4四金か。 *小野さんは堅陣を生かして攻めるしかない。 88 4四銀打 *4四を埋めながら受ける。 89 9五飛(55) *局面が落ち着きそうで角得の藤井さんが良さそうだ。 *小野さんは残り6分。 90 6六成銀(76) *▲6五桂を受けて味がいい。 *小野さんから攻めるとすれば、▲9三歩成△同歩▲8三桂くらいか。 91 6三歩打 92 同 金(62) 93 5五桂打 *食らいつこうとする。△6二金はもう一回▲6三歩。 *馬筋を通した△6六成銀だが△7五成銀のほうが良かったか。 94 同 銀(44) 95 同 飛(95) *再び▲4五飛の筋が見えてきた。 96 5四金(63) *▲4五飛を防ぐがこの瞬間は危険。 97 6三銀打 *すかさず。 *▲7二金までの詰めろだ。 98 6一角打 *後手陣は危険な格好。 99 5四銀成(63) 100 同 歩(53) 101 4五飛(55) 102 4三歩打 *▲4二飛成を防ぐが、3三飛の利きが止まったのは痛い。 *△3二飛とされる前に、▲6三金△7二銀▲6二歩のような攻めを狙いたいところ。 *小野さんは残り2分。ここで時間を使う。 103 6三歩打 *軽く歩を垂らす。 *と金に化ければ攻めは途切れることがなくなるだろう。 104 6五桂打 105 7五歩打 *くさびを打ち込んでいく。 106 5三銀打 *▲7四歩△同銀▲6二金を受ける。 107 5一金打 *小野さんも30秒将棋へ。 *△5三銀をとがめる金打ちで△8三角に▲5二金が銀取りとなる。 108 8三角(61) 109 5二金(51) *先手の攻めに調子が出てきたようだ。 110 4四歩(43) *飛車の利きで5三銀を守る。 *△4四銀は▲同飛△同歩▲6二金打で詰み筋。 111 6二金打 112 同 銀(73) 113 同 歩成(63) 114 同 銀(53) 115 4四飛(45) *懸案だった飛車がさばけてきた。 116 4三歩打 *△4三金は▲6三歩△同銀▲4三飛成△同飛▲6二金打のように攻められてしまう。 117 5四飛(44) 118 6三金打 *攻め切るか、受け切るかギリギリの熱戦。 119 6二金(52) 120 同 玉(71) *藤井さん、全力で受ける。 121 5一銀打 122 7三玉(62) *上へ逃げ出そうとする。 123 5二飛成(54) 124 7二金打 *△7五歩とする手もあったか。後手玉が入玉できるかもしれない。 *ここで▲6一銀と打とうとした小野さんの時計が切れてしまった。大熱戦だっただけに惜しい終局となった。 *終局時刻は15時31分。藤井さんが決勝戦に進出となった。 125 切れ負け まで124手で時間切れにより後手の勝ち