# --- Kifu for Windows (Pro) V6.32 棋譜ファイル --- 開始日時:2009/11/15 15:10 終了日時:2009/11/15 16:02 棋戦:第30回ファミリーカップ決勝 持ち時間:0時間5分 消費時間:110▲5△5 場所:駒込サロン 手合割:平手   先手:所司・松尾ペア 後手:植山夫婦ペア 手数----指手-- *本局は第30回1dayトーナメント・第3回ファミリーカップ決勝、植山夫婦ペア対所司・松尾ペア戦。持ち時間は各5分。使い切ると1手30秒の秒読み。途中、相談タイム(3分)あり。 *振り駒の結果、と金が4枚出て所司・松尾ペアの先手に決まった。 *(棋譜・コメント入力=銀杏) 1 7六歩(77) *所司・松尾ペアは松尾初段が初手を指した *松尾初段が1・5・9手目…を、所司七段が3・7・11手目…を着手する。 2 3四歩(33) *植山夫婦ペアは中井天河が2手目を指した。 *中井天河が2・6・10手目…を、植山七段が4・8・12手目…を着手する。 3 6六歩(67) *ファミリーカップは今回が3回目。 *スポンサーは「株式会社 住まいと保険と資産管理」(URLはhttp://www.mylifenavi.net/)。 *「その人がその人らしく生きることを支援する」を企業理念とする、社名の3つの領域(住まい、保険、資産管理)に業務内容を特化した全国共通の安心感を提供するファイナンシャルプランニング専門会社です(ホームページから引用)。 4 3五歩(34) *植山七段はチラリと中井天河を見て△3五歩と伸ばした。 5 6八銀(79) *所司ペアは所司七段が居飛車党、松尾初段は振り飛車党。 6 3二飛(82) *植山ペアはともに居飛車党だが、本局は三間飛車となった。 7 6七銀(68) *本棋戦のスポンサーである「住まいと保険と資産管理」の社長である白鳥光良さんは大会前に「会社を設立してしばらく忙しく将棋から離れていましたが、 *ファミリーカップのスポンサーになってから興味関心が戻ってきました。ご覧になられる方に将棋の面白さが伝わればと思います」とあいさつされた。 8 4二銀(31) *植山ペアは3回目で初めての決勝進出。 9 7七角(88) *第1回ファミリーカップは松尾歩七段と松尾香織初段のペアが優勝した。 *松尾初段は2回目の決勝進出となる。 *安定感のある指し回しが光る。 10 7二銀(71) *中井天河が△7二銀と上がる。美濃囲いや矢倉を目指している。 11 8八飛(28) *相振り飛車となった。 12 7四歩(73) *▲8六歩〜▲8五歩には△7三銀を用意している。 13 3八銀(39) *松尾初段も▲3八銀と上がる。▲2八銀からの金無双は近年少なくなった。 14 5二金(41) 15 5八金(69) 16 6二玉(51) 17 4八玉(59) 18 7一玉(62) 19 4六歩(47) *所司七段が静かに▲4六歩と突き出す。 *次に▲4七金と上がれれば△3六歩を阻止しながら高美濃に組める。 20 5四歩(53) *△4四歩から△4三銀〜△5四銀と構えるのもあるが、その将棋になると、先手のほうが形が良さそうだ。 21 3九玉(48) 22 5三銀(42) 23 2八玉(39) 24 6四歩(63) *定跡書にもありそうな局面。 25 8六歩(87) 26 6三金(52) *△3六歩は▲4七金から矢倉に組みかえられてしまう。 27 4七金(58) *ここで高美濃に構えた。 28 8二玉(71) 29 8五歩(86) *松尾初段が飛先の歩を伸ばしていく。 30 7三銀(72) *あえて▲8四歩を許し、▲8四歩△同歩▲同飛に△8三銀から銀冠に組む指し方もあったか。 31 9六歩(97) 32 7二金(61) 33 6八飛(88) *両者、秒読みに入った。 34 1四歩(13) 35 1六歩(17) *後手は△3三角〜△1五歩とはしにくい。 *△9四歩なら▲9五歩△同歩▲同香が利く。 36 2四歩(23) *植山七段が2筋の歩を伸ばす。▲2三銀のキズがあって不安のある局面だ。 *ここで松尾初段が相談タイムを取った。 *所司七段は先手を持ちたいという。ただ、▲6五歩(松尾初段予定)は△同歩▲2二角成△同飛▲7七桂△6四銀左▲5六銀△6六歩が好手で先手まずい。「相談して良かったぁ」と松尾初段。ほかに▲8六角は△8四歩▲同歩△同銀▲7七桂△8五歩▲9七角△7三桂で難解。 *▲2六歩と銀冠を目指すのが有力とされた。 37 2六歩(27) *銀冠を目指す。 *ここで植山ペアも相談タイムに入った。 *△5五歩▲2七銀△5四銀▲3八金△4四角が有力とされている。以下▲5六歩に△同歩▲同銀△2五歩と銀冠の弱点を突く。 38 5五歩(54) *中井天河は相談の通りに5筋の位を取った。 39 2七銀(38) 40 5四銀(53) 41 3八金(49) *離れ駒があると戦えない。 42 4四角(22) *歩が入れば△2五歩▲同歩△2六歩▲同銀△3六歩が厳しい。 43 5六歩(57) *所司七段は5筋の歩を突く。 44 同 歩(55) 45 同 銀(67) *このあたり、植山ペアの読み筋通りだ。 *ここで△5五歩は▲4五銀△同銀▲同歩△6二角▲6五歩の味がいいと検討していた。 46 2五歩(24) *よってすぐに銀頭を攻める。 47 4五歩(46) *△6二角なら▲6五歩や▲5五歩が利く。決戦になっている。 48 3三角(44) *妥協したようだが、▲2五歩に△5五歩から△4五銀と進出できる。 49 6五歩(66) *松尾初段、手抜きで攻めた。しかし、△2六歩と取り込まれると自陣が傷む。 50 2六歩(25) 51 同 銀(27) 52 7七角成(33) *植山七段は「分からない」とつぶやいて角を交換した。 53 同 桂(89) 54 3六歩(35) *▲同歩なら△5九角の狙い。 55 5五歩打 *所司七段は銀を捕獲。 *植山ペアは攻めがつながるかどうか。 56 6五銀(54) 57 同 銀(56) *▲同桂△同歩もあったが、松尾初段は銀で取った。 *△6五同歩▲同桂と攻め合うつもり。 58 同 歩(64) 59 同 桂(77) *ここは後手のチャンス。 *△2七歩や△3七歩成を絡めて手ができるかどうか。 60 2七歩打 *急所の歩打ち。 61 1八玉(28) *松尾初段、迷って玉を寄せた。しかし、2七歩の拠点は大きそうだ。 62 6七歩打 *▲同飛なら△5八銀や△4九角がある。 *植山ペアのペースか。 63 7三桂成(65) 64 同 金(63) *金銀は縦や横に並ぶのが好形とされている。 65 9八飛(68) 66 1五歩(14) *端玉には端攻め。 67 同 歩(16) 68 3五桂打 69 同 銀(26) *▲3六金は△4七銀がうるさそうだ。 70 同 飛(32) 71 2六銀打 72 4五飛(35) *植山七段は「いやぁ」とつぶやいて△4五飛と歩を取る。 73 5六銀打 *松尾初段はガッチリと受ける。 74 3七歩成(36) *このタイミングなら▲同金寄とできない。 *中井天河、好タイミングの攻め。 75 同 金(38) 76 1五香(11) *所司ペアの腰の重い指し回しに植山ペアもなかなか攻め切る雰囲気ではない。 77 2七玉(18) *松尾初段、空中へ玉を泳がせた。 *▲1七歩は△4七飛成から△2八金とされてうるさい。 78 4四飛(45) 79 4五歩打 *飛車を押さえ込めば一安心だ。 *これは先手が面白くなってきたか。 80 6四飛(44) 81 6五歩打 *▲6五桂も捨てがたいが、松尾初段は歩を打った。 82 6二飛(64) *中井天河は飛車を逃げてからため息をついた。 83 1五香(19) *先手は簡単には寄らない陣形。 *△2五歩▲同銀△3五銀くらいだ。 84 2五歩打 *▲5四歩〜▲5三歩成や▲7五歩が間に合ってくるとまずい。 *バシバシ攻める。 85 同 銀(26) 86 3三桂(21) *中井天河は遊び駒の活用。植山ペア、ギリギリの攻め。 87 3四銀(25) *「桂先の銀、定跡なり」 88 2六歩打 *攻め切れるかどうか際どい局面。 89 3六玉(27) *松尾初段は入玉含みに玉を逃げた。 90 2四銀打 *△3五銀打までの詰めろ。 91 3五歩打 *打ちたいところに打て。 *決勝らしい熱戦となった。 92 2五銀打 *▲4六玉は△3四銀▲同歩△3五角でトン死する。 93 同 銀(34) 94 同 銀(24) 95 4六玉(36) 96 6八歩成(67) *植山七段が歩を成り捨てる。 *▲同飛は△7九角が王手飛車。 97 5四歩(55) *▲5五玉を作って攻防手。 98 4四歩(43) *中井天河は時間に追われて4筋の歩を伸ばした。 99 5三歩成(54) 100 6六角打 *△4五歩▲同銀△5五銀の詰めろ。際どい。 101 5五歩打 *△5五銀を消したが、自玉も狭くなった。 102 4五歩(44) 103 同 銀(56) 104 6五飛(62) *飛車が味良く逃げられた。 *101手目▲5五歩は▲5五銀打などとしたほうが良かったか。 105 5七香打 *時刻は16時となった。 106 4四歩打 *後手の攻めが厳しくなってきたようだ。 107 5六玉(46) *所司七段、玉で体当たり。 *△5五飛は▲6六玉だ。植山七段、頭を抱えた。 108 6四金(73) 109 5四と(53) 110 6七銀打 *以下▲4六玉△4五歩までの詰み。 *所司七段が投了を告げた。終局時刻は16時2分。 *先手は106手目△4四歩に▲3四歩と突く手があったようだ。 *激戦を制し、植山ペアが初優勝を決めた。 111 投了 まで110手で後手の勝ち