# --- Kifu for Windows (Pro) V6.32 棋譜ファイル --- 開始日時:2010/06/20 10:45 終了日時:2010/06/20 11:48 棋戦:第36回NIS×TefuCUP1回戦 持ち時間:0時間15分 消費時間:132▲15△15 場所:アーキテクトカフェ汐留 手合割:平手   先手:船戸陽子二段 後手:石橋幸緒天河 手数----指手-- *本局は第36回1dayトーナメントNIS×TefuCUP1回戦石橋幸緒天河−船戸陽子二段戦。持ち時間は各15分、使い切ると、1手30秒以内の秒読み。 *10時45分対局開始予定。 *振り駒の結果、船戸二段の先手に決まった。 *(棋譜・コメント入力=銀杏) 1 7六歩(77) *船戸陽子(ふなと・ようこ)二段は1974年4月23日生まれ。 *東京都渋谷区出身。88年3月、女流3級。2000年4月、女流二段。 *08年7月にLPSAに入会。翌8月の1dayトーナメント「マンデーカップ」で優勝するなど活躍。 *教室「マンデーレッスン」の講師を第1期から務める。 *日本ソムリエ協会認定ソムリエの資格を持つ。 2 8四歩(83) *石橋幸緒(いしばし・さちお)天河は1980年11月25日生まれ。東京都小金井市出身。 *LPSA(=日本女子プロ将棋協会)理事として運営にあたっている。93年10月、女流2級。19歳で初タイトルの女流王将を獲得。2004年9月、女流四段。10年3月、第2期天河戦で天河を奪取。 *養護学校に通っていた経験を活かし、教室や大会などでハンデを持つ方への普及を積極的につとめている。 *書道は師範格で「開雲」の号を持つ。座右の銘は「万物生きてこそ光り輝く」。趣味は野球観戦(ベースボールエキスパート1級)と競技麻雀。 3 5六歩(57) *LPSA棋戦での両者の対戦は以下の通り。 *第2期天河戦挑戦者決定戦 石橋勝ち *第3回日レスインビテーションカップ2回戦 石橋勝ち * *第14回マンデーカップ決勝 船戸勝ち *第15回ボタニカカップ決勝 石橋勝ち *第25回とちのきカップ決勝 石橋勝ち *第31回フランボワーズカップ準決勝 石橋勝ち 4 5四歩(53) *船戸二段は居飛車・振り飛車何でも指しこなす早見えの攻め将棋。 *石橋四段も激しい将棋を好む。 5 5八飛(28) *船戸二段の作戦は中飛車。 *居飛車の多い船戸二段だが、振り飛車を指すときは中飛車が多い。 6 6二銀(71) *対局場の「アーキテクトカフェ汐留」では、昨年9月に女性や外国人を対象に「将棋とカフェのコラボレーション〜 The Cafe Style International」という *イベントを行った。オシャレなカフェと将棋のこれまでになかった異色の組み合わせだが、多くの人が将棋やどうぶつしょうぎに興味を持って楽しんでいた。 *http://joshi-shogi.com/lpsa/news/cafe_style09.html 7 5五歩(56) *すぐに歩を突っかける。 8 同 歩(54) *今回の1dayの協賛会社は *日本情報システム株式会社  *http://www.nisweb.co.jp/main/index.html *有限会社テラスデザイン *http://www.terrasdesign.com/ *の2社。 *「TefuCUPは3回目ですが、テラスデザインの寺嶋さんの協力で日本情報システム株式会社とタイアップしてより大きな大会になりました」と開会式で石橋天河。 9 同 角(88) *「石橋さんはベストドレッサー賞を狙っているようなので、将棋のほうは…と思っています」と対局前の船戸二段。 10 4二玉(51) *うっかり△8五歩は▲3三角成が両王手で詰んでしまう。 *序盤の注意点だ。 11 7七角(55) *歩を交換しつつ、角を好位置へ。 12 3二玉(42) 13 4八玉(59) 14 4二銀(31) 15 3八玉(48) 16 5三銀(62) *後手は中央の厚い陣形。 17 6八銀(79) 18 1四歩(13) 19 2八玉(38) 20 1五歩(14) *▲1六歩と突かなかったので、位を取る。 21 1八香(19) *船戸二段の作戦は穴熊。 22 6四銀(53) 23 6六歩(67) *△6五銀を防ぐ。 *考慮中の石橋天河は残り10分を切った。船戸二段は残り11分。 24 7四歩(73) *3分ほど考えて△7四歩。急戦を目指す。 25 1九玉(28) *「暑いのに、よく穴熊に囲いますね」と大盤解説の中井広恵六段が冗談を言う。 26 7五歩(74) *角頭は常に弱いところ。 27 同 歩(76) 28 8五歩(84) *石橋天河、残り5分を切った。 *△7五同銀は▲6五歩から▲5五角の反撃を気にしたか。 29 6五歩(66) *角を働かせる反撃。 30 同 銀(64) 31 5五角(77) 32 7三歩打 *辛抱して、△8六歩を見せる。 33 7七桂(89) *「左桂のさばきは振り飛車の命」。 *とにもかくにも、この桂は活用したいものだ。 34 5四銀(65) *船戸二段がガンガン攻めているが穴熊は未完成。 *石橋天河は攻めを強く迎え撃って、厳しい反撃に期待している。 35 4六角(55) *船戸二段は4分ほど使って4六に引いた。 *残り時間は船戸6分、石橋3分。 36 4五銀(54) *▲5五角△5四銀…なら千日手だ。 37 5五角(46) 38 5四歩打 39 6六角(55) 40 8六歩(85) *8筋突破目前、船戸二段は忙しい。 41 7四歩(75) *角筋を通した手。 *△8七歩成は▲8三歩△同飛▲8四歩と飛車を押さえ込める。 *「二人で対戦すると、激しい将棋になりますね」と中井六段。本局も激しい戦いが繰り広げられている。 42 同 歩(73) 43 4六歩(47) *「バシッ」。船戸二段の手がしなった。 *△同銀なら▲5四飛とさばける。 44 同 銀(45) 45 5四飛(58) *大駒は船戸二段のほうがよく働いているか。 *石橋天河はここから1手30秒の秒読み。 46 8七歩成(86) *桂を取れば、△2五桂〜△1六歩や△3五桂の攻めを狙える。 47 6五桂(77) *振り飛車らしい軽いさばき。 *△5二飛に▲5三歩を見せた。 48 3一角(22) *頭に手を当てながら指された。 *壁形を整えたが、角の働きは悪い。 49 8四歩打 *後手飛車の働きを抑える。 50 8六と(87) *「と金は引いて使え」。次に△7六とと噛み付くつもり。 51 7四飛(54) *△7六とを受けて幸便。▲5四歩の垂れ歩もある。 52 5六歩打 *11時18分ごろ、船戸残り2分、石橋天河はしばらく前から30秒将棋。 53 2八銀(39) *相手に有効な手はないと判断して手を渡す。 *船戸二段は落ち着いている。 54 6四歩(63) 55 同 飛(74) *船戸二段は前傾姿勢で局面を見据える。 56 5一金(61) *石橋天河は首をかしげながら金を寄せた。 *△7六とが残っており、先手もゆっくりできない。 57 5四歩打 58 7六と(86) 59 3九角(66) 60 6七歩打 *「いやー」とつぶやきながら石橋天河が着手。 *船戸はここから1手30秒の秒読み。 61 5九銀(68) *すぐに攻める手もあったが、いったんは守る。 62 5七歩成(56) 63 4四歩打 *両者、歩を細かく使っての攻め合い。参考にしたい筋が多い。 64 5二歩打 65 7二歩打 *▲6三歩もあったか。次に▲8三歩成△同金▲6二歩成を狙う。 66 7五と(76) 67 4三歩成(44) *船戸二段が「うーん」と小さくうなる。 68 同 銀(42) 69 6三飛成(64) *▲8三歩成で飛車が取れる形。 70 8四飛(82) 71 4四歩打 72 同 銀(43) 73 7一歩成(72) *と金での攻め合い。 74 6五と(75) 75 8一と(71) *▲4三桂を狙う。 *▲6一と△4二金上▲6二とから▲4三歩△同金▲5二ともあった。 76 7五角(31) *▲4三桂の両取りを避けて、角をさばく。 77 6五龍(63) 78 4八歩打 79 3八金(49) 80 8九飛成(84) *際どい攻め合い。 81 7九歩打 82 8四龍(89) *龍を引っ張って角を受ける。 *△4七とが見えている。 83 3六桂打 84 5五銀(44) *大きく息をつきながら銀をかわした。 85 7五龍(65) 86 同 龍(84) *船戸二段は△4七とがあるので忙しい。 87 4八銀(59) *3九にいる眠れる獅子をたたき起こそうとしている。 88 同 と(57) 89 同 角(39) 90 6四龍(75) 91 9一と(81) 92 4七銀打 *穴熊が崩れてきた。 93 3九銀(28) 94 3八銀(47) 95 同 銀(39) *後手陣はまだ安泰。攻めに専念できる。 96 3五桂打 *力をためた。ということは手番は先手に回ったことになる。 97 2六香打 *船戸二段、右手で顔を覆う。厳しい表情。 98 6八歩成(67) *時間に追われ、慌てて成ったが、先手玉は遠い。 99 4四歩打 *先手も嫌な形になってきた。 100 4二歩打 *後手玉は狭い。 *どこかで△3一金と地下室の扉を開けたい。 101 4五角打 *駒が密集してきた。 102 2二金打 103 9三角成(48) *時間ギリギリで指された。 *あと、0.1秒遅れていたら、時間が切れていただろう。 104 6九と(68) *待望の一手。次に△6八龍がきつい。 105 2三香成(26) *最終決戦。 106 同 金(22) 107 2四銀打 108 2二歩打 109 2三銀(24) 110 同 歩(22) *船戸二段、首を横に振る。 *石橋天河、左手を腰に当てる。 111 3九金打 112 8八飛打 113 7八歩(79) *4五角がよく利いている。 114 6八と(69) *冷静に見ると、後手が金銀得。 115 5三歩成(54) 116 同 歩(52) *丁寧に受ける。 117 5六歩打 118 7三龍(64) *馬取りに逃げて、△6四銀の余地を作った。 119 9二馬(93) 120 8九飛成(88) *うまく8八飛を活用。 121 4三歩成(44) 122 同 歩(42) 123 4九歩打 *必死に粘る。 124 4四香打 125 同 桂(36) 126 同 銀(55) 127 8一角成(45) *馬を作るが、急所からそれてしまった。 128 4七桂打 *▲2八金に△3九銀や△3九桂成がある。 129 2八金(39) 130 3九銀打 *穴熊もこうなっては厳しい状況だ。 131 3六歩(37) 132 8一龍(89) *△2八銀成▲同玉△3九角の詰みを見て勝負あり。 *船戸二段の投了となった。終局時刻は11時48分。 *「序盤でうまく立ち回られました」と石橋天河。 *「でも、うまくいっているようで、先手も不安定だったので大変だったかもしれませんね」と大盤解説の中井六段。 133 投了 まで132手で後手の勝ち