# --- Kifu for Windows V6.40 棋譜ファイル --- 開始日時:2010/09/23 12:30 棋戦:第38回GSPカップEast準決勝 持ち時間:0時間30分 消費時間:94▲30△30 場所:駒込サロン 手合割:平手   先手:泉對貴子さん 後手:鈴木悠子さん 手数----指手-- *GSPカップEast準決勝、1回戦シードの泉對貴子さんと、1回戦を勝ち上がった鈴木悠子さんが対戦する。振り駒の結果、歩が4枚出て、泉對さんの先手と決まった。 * *(棋譜・コメント入力=青葉) 1 7六歩(77) *泉對さんは千葉大在学中。 2 3四歩(33) *鈴木さん、初手に1分以上をかけた。 3 2六歩(27) 4 4四歩(43) 5 4八銀(39) 6 4二銀(31) 7 5六歩(57) 8 5四歩(53) 9 6八銀(79) 10 6二銀(71) *矢倉模様の立ち上がり。 11 7八金(69) 12 5二金(61) 13 6九玉(59) 14 3二金(41) 15 3六歩(37) *この筋を早く突くと、急戦にもできる。 16 4一玉(51) 17 7七銀(68) 18 4三金(52) 19 1六歩(17) *泉對さんは高い駒音。早い段階で、端歩を突いた。 20 3三銀(42) 21 5八金(49) 22 3一角(22) *鈴木さんはオーソドックスに駒組を進める。 23 6六歩(67) 24 7四歩(73) 25 6七金(58) 26 8四歩(83) 27 7九角(88) 28 8五歩(84) *積極的。現代矢倉では、早い段階で飛車先の歩を伸ばすのは珍しい。 29 6八角(79) 30 4二角(31) 31 7九玉(69) 32 3一玉(41) 33 8八玉(79) 34 2二玉(31) *互いに入城。ここまでの消費時間は両者ともに7分。 35 1五歩(16) *鈴木さんが飛車先の歩を伸ばしたのに対して、泉對さんは端歩を伸ばす。 36 9四歩(93) *中盤はじめの駆け引き。 37 3七桂(29) *ここに銀か桂かで今後の展開が大きく違ってくる。 38 7三銀(62) *鈴木さんは銀。△7三桂はその後、△8五桂と跳ねることはできない。よって銀を押し上げていく。 39 1七香(19) *泉對さん、雀刺しの作戦か。 40 7五歩(74) 41 同 歩(76) 42 同 角(42) 43 7六歩打 *すぐに打つ必要はないが、わかりやすく指す。 44 6四角(75) 45 6五歩(66) *泉對さんは気合よく、指し手が早い。 46 4二角(64) 47 5七銀(48) *次に▲6六銀右と盛り上がった形は手厚い。ただし後手からも6筋の位を目標にして攻められるので、油断はできない。 48 6四歩(63) *鈴木さん、すぐに反発。 *ここまでの消費時間は泉對10分、鈴木15分。 49 同 歩(65) 50 同 角(42) *3七桂取り。 51 4六銀(57) *▲6六銀右とも上がる順も残しておきたいが、泉對さんは方針が決まっているのか、よどみなく指し進めていく。 52 7四銀(73) *攻めの銀はこの位置が好形。次に△7三桂から総攻撃を狙える。 53 5五歩(56) *角筋を止める突き捨て。 54 7三桂(81) *攻撃の理想形ができた。 55 6六歩打 *泉對さん、じっと△6五桂跳ねを防ぐ。鈴木さんにとっては、ここはポイントを稼ぐチャンス。どのような組み立てで攻めていくか。 56 9五歩(94) *落ち着いて、さらなる好機を待つ。 57 5四歩(55) *大きな取り込み。 *ここまでの消費時間は泉對さん15分、鈴木さん10分。 58 5七歩打 *鈴木さん、5分考えて、残りは5分。筋のよい垂れ歩。 59 同 角(68) *取るならば▲同角か、▲同金か。形は角だろう。 60 6五歩打 *▲6五同歩は△同桂で角銀両取り。 61 2五桂(37) *泉對さんも攻める。 62 2四銀(33) *落ち着いて対応。次に△4五歩が生じている。 63 5三歩成(54) *形を乱す成り捨て。 64 同 角(64) *角筋を残して△同金もありそうだが、鈴木さんはあせらず、形よく応じる。 65 3五歩(36) *泉對さんも攻める形ができた。 66 6六歩(65) *中盤のねじり合い。 67 同 角(57) 68 6五桂(73) *好調を思わせる桂跳ね。 69 5五角(66) *▲6八銀では一方的に攻められると見たか、反撃。 70 7七桂成(65) *まずは鈴木さんが駒得。 71 同 金(67) *これで堅いというのが、泉對さんの主張。桂で7七金を狙われる形にならなければ、この金二枚が縦に並んだ形は耐久力がある。 72 6二飛(82) *鈴木さんは30分の持ち時間を使いきって、ここから30秒の秒読み。 73 7三角成(55) *時間いっぱいまで考えて指す鈴木さんに対して、泉對さんはノータイム。残りは5分。 74 6九飛成(62) 75 7四馬(73) *駒割は泉對さんの桂得。 76 6七歩打 *鈴木さん、首をかしげながら。 77 5五桂打 *自玉はまだ大丈夫。手番をいかして、得している桂で攻める。 78 4二金(43) *守りの金をはがされては、一気に危なくなる。 79 4一銀打 *矢倉戦に限らず、相手の金を攻めるのが終盤のセオリー。 80 8六歩(85) *泉對さん、この手を見て、身を乗り出した。 81 3二銀成(41) *銀をもう一枚渡しても、自玉はまだ大丈夫と見た。 82 同 金(42) 83 4三金打 *泉對さん、決断。 84 8七歩成(86) 85 同 金(77) 86 6八銀打 *泉對さん、ギリギリまで考える。 87 3二金(43) *泉對さん、ノータイム。 88 同 玉(22) 89 6五馬(74) 90 4一玉(32) 91 7四馬(65) *泉對さんも30秒の秒読み。そして少しあわて気味に。次に△3二玉となればやり直しだが。 92 5二歩打 93 4三桂成(55) *開き直った。 94 7九銀打 *詰むや詰まざるや。 95 同 金(78) 96 同 龍(69) 97 9八玉(88) 98 4二金打 *ここで手を戻した。桂が入れば先手玉は詰むが・・・。 99 3二金打 100 同 金(42) 101 5二馬(74) 102 3一玉(41) 103 5三馬(52) *攻防に利く位置の馬。 104 4二金打 *白熱の終盤戦。 105 3二成桂(43) *※▲4二成桂△同金▲4三銀が簡明だった。 106 同 玉(31) 107 5四角打 108 4三桂打 109 2二金打 *送りの手筋。金を渡しても大丈夫。 110 同 玉(32) 111 4三角成(54) *▲4二馬ではなく。 112 同 金(42) *大逆転か。 113 同 馬(53) 114 8九龍(79) *これで詰み。 115 同 玉(98) 116 7九金打 117 8八玉(89) 118 7八金打 119 9八玉(88) 120 8九角打 *最後は頓死という劇的な幕切れ。泉對さんにとっては、悔やまれる一局。鈴木さんが決勝に勝ち進んだ。 *終了時刻は16時43分。消費時間は両者ともに30分。 121 投了 まで120手で後手の勝ち