# --- Kifu for Windows (Pro) V6.32 棋譜ファイル --- 開始日時:2010/10/11 11:00 終了日時:2010/10/11 11:55 棋戦:第39回ファンクラブカップ準決勝 持ち時間:0時間15分 消費時間:98▲15△15 場所:新宿文化センター 手合割:平手   先手:中倉宏美二段 後手:石橋幸緒天河 手数----指手-- *本局は第39回1dayトーナメントファンクラブカップ準決勝石橋幸緒天河−中倉宏美二段戦。持ち時間は各15分、使い切ると、1手40秒以内の秒読み。11時対局開始予定。 *振り駒の結果、と金が3枚出て、中倉二段の先手番に決まった。 *(棋譜・コメント入力=銀杏) 1 7六歩(77) *中倉宏美二段は1979年1月26日生まれ。東京都府中市出身。LPSA番号は12。 *95年10月、女流2級。2009年1月21日、女流二段。 女流王位戦(新聞三社連合主催)は6回リーグ入りした常連。 *鹿島杯女流将棋トーナメント(MXテレビ・鹿島建設主催)で2度ベスト4に進出した。08年9月、第2回、日レスインビテーションカップ(LPSA公認棋戦) 準優勝。08年10月、第17回1dayトーナメントTefuCUP優勝大型二輪免許を持ち、愛車「ハーレーダビットソン」で将棋普及するのが夢。 座右の銘は「青雲の志」。趣味はゴルフ、カクテル作り。中倉彰子初段は実姉。 *愛車・三間でXロードへ邁進。 2 3四歩(33) *石橋幸緒(いしばし・さちお)天河は1980年11月25日生まれ。東京都小金井市出身。LPSA番号は10。今年、5月にLPSA代表理事に就任、先頭に立って運営にあたる。93年10月、女流2級。19歳で初タイトルの女流王将を獲得。2004年9月、女流四段。 *養護学校に通っていた経験を活かし、教室や大会などでハンデを持つ方への普及を積極的につとめている。 *書道は師範格で「開雲」の号を持つ。座右の銘は「万物生きてこそ光り輝く」。 *オールラウンドプレーヤーで何でも指しこなす。 3 6六歩(67) *1dayトーナメントでは第3回エミューカップの決勝で対戦。 *升田式石田流からの大激戦を石橋女流四段が制した。 *http://joshi-shogi.com/1day/0708_1day_3.html *ほかに第9回蒲刈カップ、第11回柳月カップ、第25回とちのきカップ、第36回NIS×TefuCUPで対戦しているが、いずれも石橋四段が制している。 4 5四歩(53) *石橋天河は第36回NIS×TefuCUP以来の7回目の優勝を目指す。 5 7七角(88) *中倉二段は第17回TefuCupで優勝している。 6 4二銀(31) *石橋天河はブロックAで渡部愛ツアー女子プロに勝ち、「最終勝ち抜き者」となって準決勝戦に進出した。 * *中倉二段は居飛車対振り飛車の対抗形を得意にしていることもあり、石橋天河は相振り飛車模様の出だし。 7 5六歩(57) *中倉二段はブロックBで松尾香織初段、船戸陽子二段に勝って「最多勝ち抜き者」となり、準決勝に進出した。 8 5三銀(42) *現地に来場された方にパンフレットが配布された。その中で準決勝の見どころが紹介されている。 *「Aブロック最終戦で渡部愛ツアー女子プロの快進撃を止めた石橋天河と、混戦模様のBブロックで松尾香織初段、船戸陽子二段を連覇した中倉二段の対戦。過去の対戦成績では石橋天河が圧倒していますが、第2期の日レス杯では中倉二段が勝利を収めています。 *今期は女流王位戦挑戦者決定戦敗退以降、不調の続く石橋天河だけに、過去の戦績は参考にならないかもしれません。また、この二人は今月28日に「マイナビ女子オープン」の本戦でも対戦。その前哨戦という意味でも注目のカードです」 9 4八銀(39) *しばらく考えて居飛車を採用。 10 7四歩(73) *変則的な出だしとなった。石橋天河は場合によっては、△7二飛〜△6四銀の袖飛車を含みにしている。 11 5八金(49) *中倉二段はハンドタオルを口元に当てている。 12 6四銀(53) 13 6七金(58) 14 7五歩(74) *さっそく動く。▲同歩なら△7二飛〜△7五銀のつもりだ。 15 同 歩(76) *先手は2八飛が遊んでいるため、どこかで▲5七銀と上がりたい。 16 7二飛(82) 17 5七銀(48) 18 7五銀(64) 19 7八金(69) *消費時間は中倉9分、石橋5分。 20 6二銀(71) *△7六銀は権利なので、先に陣形を整えたい。場合によっては、△6四歩〜△6五歩という攻め方もある。 21 2六歩(27) *眠っていた大将を起こす。飛車を攻めに使わないと勝てない。 22 3二金(41) 23 2五歩(26) 24 5三銀(62) *中央の厚みを重視。 25 2四歩(25) 26 同 歩(23) 27 同 飛(28) 28 4一玉(51) *▲3四飛なら△4四角や△2八歩がある。 29 2八飛(24) 30 2三歩打 *▲2八飛を見て、△2三歩と受ける。繊細な手順だ。 31 6九玉(59) *「居玉は避けよ」 32 5二金(61) 33 8八銀(79) *上部を厚くしているが、壁銀の懸念も。 34 7四飛(72) *△7三桂〜△6四歩〜△6五歩が腰の入った攻め。 35 3六歩(37) 36 5五歩(54) *気合良くいった。▲同歩△同角が飛車取りになる。 *また、飛車の横利きを通した意味もある。 *中倉二段はここで秒読みに入った。石橋天河は4分程度残している。 37 5九角(77) 38 5六歩(55) 39 同 金(67) *▲同銀が自然だが、△7三桂で△5五歩▲4五銀△3三桂と銀捕獲を狙われるのを嫌ったのだろう。 40 7三桂(81) *二枚落ちでも見られる攻めの好形。 41 3七角(59) 42 6四銀(75) *首を傾げつつ、銀を引いた。 43 6八銀(57) 44 1四歩(13) *あわてず騒がず落ち着いて。▲1五桂の筋を消し、△1三角の筋を見せる。 45 6七銀(68) *次に▲7七銀と上がれれば、姿良し。 46 5四銀(53) 47 7六歩打 *手堅く。▲7七銀は△8五桂が当たるので、危険と見た。 *中倉二段、険しい表情で盤を見据える。 *石橋天河のほおは紅潮している。 48 5五歩打 49 5七金(56) 50 4五銀(54) *△5五歩からの一連の手順。 51 4六歩(47) *やってこいと強く突き出した。△3六銀は銀が狭いので、勇気がいる。 *ここで石橋天河も秒読み。 52 3六銀(45) *さあ、読み勝っているのはどちらだ。 53 2六角(37) 54 5三銀(64) *しなやかに。しかし、▲5九角〜▲3七歩が見えている。 55 7九玉(69) 56 3五歩(34) 57 3七歩打 58 2五銀(36) 59 3五角(26) *先手としては、▲7九玉ですぐに▲3七歩△2五銀▲5三角成のほうが良かったか。 60 3三桂(21) 61 4五歩(46) *銀を取りにいったが、逆に角を捕獲されてしまいそうだ。 62 3四銀(25) 63 7五歩(76) 64 5四飛(74) 65 2六角(35) 66 1三角(22) *すべての駒が5筋に向かってきた。 *中倉二段、受けにくい格好だ。 67 2四歩打 68 同 角(13) 69 6八金(78) 70 4五銀(34) *快調。 71 7七銀(88) *ようやく壁銀解消。しかし、後手の駒が…。 72 5六歩(55) 73 5八金(57) 74 8五桂(73) *駒の勢いに差がついて、後手優勢。 *「攻めの理想は飛角銀桂」の通りの進展だ。 75 8八玉(79) *銀桂交換になるが、玉の安定度を優先させた。 76 7七桂成(85) 77 同 桂(89) 78 5七歩成(56) 79 同 金(58) 80 同 角成(24) 81 6五桂(77) *もう許さんの態度だが、いかんせん戦力に差がある。 82 6八馬(57) *決めに出た。 83 5三桂(65) 84 同 金(52) 85 6八飛(28) 86 7六歩打 *小味な手。▲同銀なら△5七飛成が厳しくなる。 87 7八銀打 88 5九飛成(54) *△7九銀▲9八玉△8八金までの詰めろ。受けにくい。 89 7九角打 90 7七銀打 91 同 銀(78) 92 同 歩成(76) 93 同 玉(88) 94 7九龍(59) *駒台を整えてから角を取った。 95 7八飛(68) 96 6八角打 97 7六玉(77) 98 8五銀打 *ここで中倉二段の投了となった。以下は▲同玉△8四金▲7六玉△8五金打▲6五玉△6四金までの詰み。終局時刻は11時55分。消費時間はともに15分(チェスクロック使用)。石橋天河が快勝で決勝戦に進出した。 * *※終局後の大盤にて。 *石橋「(56手目)△3五歩の感触が悪かったです。▲3七歩で▲5九角なら銀が狭く、対処に困ったかもしれない。そもそも、△3六銀と出たのが良くなかったかもしれません」 *中倉「序盤はこちらがが駒組みに苦労する展開でした。(57手目)▲3六歩はやってはいけない手でした。その後は手厚く指されてしまいました」 99 投了 まで98手で後手の勝ち