# ---- Kifu for Windows V6.29 棋譜ファイル ---- 開始日時:2011/08/21 13:00 終了日時:2011/08/21 13:59 棋戦:第5回小学生女子名人戦・全国大会決勝 持ち時間:0時間30分 消費時間:113▲27△29 場所:東京「共同通信社 研修・交流センター」 手合割:平手   先手:今井絢さん 後手:倉林薫子さん 手数----指手-- *第5回小学生女子名人戦・全国大会決勝。 *決勝戦は大阪代表の今井絢さんと東京代表の倉林薫子さんの一戦。持ち時間はチェスクロック使用で各30分、秒読みは30秒。振り駒の結果、今井さんの先手番となった。対局開始は13時00分の予定。 * *(棋譜・コメント入力=東湖) *※=感想戦コメント 1 7六歩(77) *大阪代表の今井絢さんは愛知県在住の4年生。昨年の第4回小学生女子名人戦で優勝、2010年JTこども全国大会の低学年の部準優勝。今月行われた第4回小学生駒姫名人戦でも見事優勝している。得意戦法は棒銀、ゴキゲン中飛車。将棋以外の趣味はピアノ、折り紙、書道。 2 3四歩(33) *東京代表の倉林薫子さんは神奈川県在住の6年生。2008年女流アマ名人戦Cクラス優勝、第1回小学生駒姫名人戦3位入賞(当時小3)、20011年第20回アマチュア女王戦B級優勝など、低学年時代から活躍している。得意戦法は棒銀。得意科目は算数・社会。趣味(将棋以外)はマンガを描くこと。 3 2六歩(27) *今日の小学生大会準決勝は2局とも角換わりの将棋となった。現在の女流プロ棋士は振り飛車党が多いが、この若い世代が将来の女流棋界を変えていくことになるかもしれない。 4 8四歩(83) 5 2五歩(26) 6 8八角成(22) *倉林さんの一手損角換わりとなった。 7 同 銀(79) 8 2二銀(31) 9 7八金(69) 10 3三銀(22) 11 7七銀(88) 12 3二金(41) 13 3八銀(39) 14 4二玉(51) 15 2七銀(38) *今井さんは得意の棒銀を目指す。 16 5二金(61) 17 2六銀(27) 18 4四歩(43) 19 5八金(49) 20 4三金(52) 21 1五銀(26) 22 3一玉(42) 23 6九玉(59) 24 2二玉(31) 25 2四歩(25) *2二玉を待ってから突っかけていった。 26 同 歩(23) 27 同 銀(15) 28 同 銀(33) 29 同 飛(28) *対局開始から4分。早くも角と銀を持ちあう展開となった。 30 2三歩打 31 2八飛(24) *銀を交換して棒銀成功。 32 8五歩(84) 33 1六歩(17) 34 1四歩(13) 35 7九玉(69) 36 9四歩(93) 37 6八金(58) *手早く固める。後手の7一銀が立ち遅れているのに比べて、先手は駒が良くまとまっている。 38 9五歩(94) 39 1五歩(16) 40 同 歩(14) 41 1四歩打 *攻めの足がかりを作る。△1四同香は▲2五銀で香取りが受けづらい。 42 7四角打 *駒音をたてずに、そっと角を置いた。まずは△4七角成の先手。▲5八金と受けさせておいて、次に端攻めを見ているのだろうか。 43 5八金(68) *6八に寄った金が戻ってきた。手損ではあるが、先手だけ角を手持ちにしている点が大きい。 44 6四歩(63) 45 1五香(19) *13時14分、残り時間は▲今井さん24分、△倉林さん22分(持ち時間は各30分。チェスクロック使用)。 46 1二歩打 *1筋と手持ちの角。今井さんは2つポイントを挙げた。 47 3六歩(37) *攻めるだけ攻めておいて、ここでじっと桂馬の活用を目指す。 48 6三角(74) 49 2六飛(28) 50 6二銀(71) *遊んでいた銀を活用する。しかし次に先手が▲3七桂と跳ねると考えると、少し手が遅れているか。 51 3七桂(29) 52 7四歩(73) 53 4六歩(47) 54 7三銀(62) *13時23分、残り時間は▲今井さん20分、△倉林さん17分(持ち時間は各30分。チェスクロック使用)。 55 4七金(58) *桂頭を守った。何とも渋い。 56 8四銀(73) 57 1六飛(26) 58 7五歩(74) *▲2五桂が見えているところだが果敢に攻めていく。 59 同 歩(76) 60 同 銀(84) 61 7六歩打 62 8六歩(85) 63 同 歩(87) 64 同 銀(75) 65 同 銀(77) 66 同 飛(82) 67 8七歩打 *速い速い。59手目▲7五同歩から▲8七歩までに10秒ほどしかたっていない。 68 8二飛(86) *倉林さんは少し首をひねりながら△8二飛。 69 2五桂(37) *角銀銀歩を持った状態での1筋攻め。相当な迫力だ。 70 3一玉(22) *13時30分、残り時間は▲今井さん14分、△倉林さん15分(持ち時間は各30分。チェスクロック使用) * *※△2四銀も検討された。以下▲1三歩成から攻められるが、どこかで△3一玉と引いて、2四に残した銀で相手の飛車をいじめようという狙いがある。 71 6一角打 *▲2二歩△同玉で後手玉を呼び戻すことができたが、それは歩切れになってしまう。 72 5二銀打 *ここで上手い攻めがあるかどうか。 73 7一銀打 74 8五飛(82) *この瞬間は△6一銀と△2五飛の両取りがかかっている。 75 5二角成(61) 76 同 角(63) 77 1三桂成(25) 78 4九角打 *※△3八角と飛金両取りに打つべきだった。 79 2六飛(16) *1五の香車が浮いてしまうが、下に引いても飛車をいじめられてしまうと見たか。 80 1三歩(12) 81 同 歩成(14) 82 1五飛(85) *後手の倉林さんが大きく駒得している。 83 2三と(13) 84 2五香打 85 2四歩打 *▲3二と△同玉▲2四銀は△1九飛成で自信がなかったか。拠点を残そうとしている。 86 2二歩打 87 3二と(23) 88 同 玉(31) 89 4八金(47) *今井さんは残り8分、倉林さんは残り3分。 * *※ここで本譜は△2六香と取ったが、代えて△1九飛成があったようだ。以下(1)▲4九金は△同竜が王手なので次に▲2六香とすれば良い。(2)▲2五飛も△1六角成が王手飛車。それで後手が指せそうというのが控え室の見解だったようだ。 90 2六香(25) 91 4九金(48) 92 1九飛成(15) *今井さんは駒台の金を持って5九に置こうとしたが、手を離さずにまた駒台に戻した。 93 5八銀打 94 3七桂打 *重い感じもするが着実に攻める。 95 6二銀成(71) 96 7四角(52) *ここで倉林さんは時間を使い切った。 97 5二銀打 *▲4一角からの詰めろ。 98 4二金(43) *※ここで▲4一角△3一玉(△3三玉は▲2三金から詰み)と下に落とす手もあったか。 99 4三金打 100 同 金(42) 101 4一角打 102 3三玉(32) 103 4三銀成(52) 104 2四玉(33) *1九竜を頼って上部脱出を目指す。 105 7四角成(41) 106 4九桂成(37) 107 3七角打 108 2九龍(19) *※ここは△1七竜と引いて入玉を狙うべきだった。先手が後手の入玉を防ぐのは容易ではない。 109 同 馬(74) 110 同 香成(26) *右辺は後手が制空権を握っていたはずだが、急転直下で先手の制圧するところとなった。 111 2五歩打 *△2四玉は▲2四金△1二玉▲1三歩△同桂▲3三飛で受けが難しい。2三に駒を打つのは▲2三同金から後手玉は即詰み。 112 同 玉(24) 113 2六飛打 *ここで倉林さんは投了を告げた。以下△1四玉▲2四金△1五玉▲2五金までの詰み。 *今井さんは昨年に続いての優勝。中七海さん以来の2連覇を達成した。 114 投了 まで113手で先手の勝ち