#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS # ---- Kifu for Windows V7 V7.08 棋譜ファイル ---- 開始日時:2014/01/26 10:00 終了日時:2014/01/26 11:16 棋戦:第56回1dayトーナメント・アカデミックカップ1回戦 持ち時間:0時間20分 消費時間:107▲20△20 場所:LPSA芝浦サロン 手合割:平手   先手:島井咲緒里二段 後手:中倉宏美二段 手数----指手-- *第56回1dayトーナメント・アカデミックカップは1月26日(日)、芝浦サロンでおこなわれる。中倉宏美二段−島井咲緒里二段戦は振り駒の結果、先手が島井二段に決まった。持ち時間は20分。 * *(棋譜・コメント入力=青葉) 1 7六歩(77) *◆協賛(敬称略)◆ * 上智大学法学部教授 出口耕自 * 元金沢大学教授 梅田康夫 * 名古屋大学大学院法学研究科教授 小畑郁 * 名古屋経済大学法学部長 富岡仁 * 公立大学法人大阪市立大学副学長 桐山孝信 * 明治大学大学院法学研究科教授 間宮勇 * 同志社大学法学部法律学科教授 林貴美 * 金沢大学理工研究域機械工学系准教授 半沢英一 * 慶応義塾大学大学院法務研究科教授 北居功 * 立命館大学大学院法務研究科教授 松宮孝明 * 京都大学大学院法学研究科教授 山本敬三 * 京都大学大学院法学研究科教授 松岡久和 2 3四歩(33) *◆応援メッセージ賛同(敬称略)◆ * 『私たちはLPSAを応援しています』 * 龍谷大学法科大学院教授 田中則夫 * 島根大学法科大学院法務研究科准教授 玉樹智文 * 慶応義塾大学法学部法律学科教授 北澤安紀 * 北海学園大学法科大学院教授 稗貫俊文 * 九州大学法学部国際関係法教授 西谷祐子 * 京都府立大学公共政策学部教授 中島正雄 * 名古屋大学大学院法学研究科教授 定形衛 * 愛知淑徳大学文学部教授 増井典夫 3 6六歩(67) 4 8四歩(83) *中倉は今日が誕生日。「アラフォーになりました」とのこと。 5 6八飛(28) *島井の作戦は四間飛車。 6 6二銀(71) 7 4八玉(59) 8 4二玉(51) 9 3八玉(48) 10 3二玉(42) 11 2八玉(38) 12 5四歩(53) 13 7八銀(79) 14 5二金(61) 15 1八香(19) *島井、得意の穴熊に。 16 8五歩(84) 17 7七角(88) 18 3三角(22) 19 6七銀(78) 20 5三銀(62) 21 1九玉(28) 22 2二玉(32) 23 2八銀(39) 24 3二銀(31) 25 5八金(69) 26 2四歩(23) 27 4六歩(47) 28 4四歩(43) 29 3九金(49) 30 2三銀(32) *中倉は銀冠に組む。 31 4七金(58) 32 3二金(41) *ここまでの消費時間は島井2分、中倉3分。 33 6五歩(66) 34 4五歩(44) *角交換を挑む。 35 6六銀(67) *ここで角交換に応じるのは得策ではない。 36 4六歩(45) 37 同 金(47) 38 7四歩(73) 39 4七金(46) *中盤に飛び出したバックスが後ろに戻る。金はできるだけ低い位置で待機したい。 40 4三金(52) 41 3六歩(37) 42 1二玉(22) *あらかじめ角筋を避けておく。 43 3七金(47) *金銀を連結。 44 1四歩(13) 45 1六歩(17) *穴熊ではあるが、相手の端玉にはプレッシャーをかけたい。 46 2五歩(24) 47 3八金(37) *4六の金がここまで下がった。 48 2四角(33) *対穴熊では、この角の位置が有効な場合が多い。 49 7八飛(68) *あらかじめ角筋を避けておく。玉や飛は角筋に入っている場合、すぐに取られることはなくとも、筋ははずしておいた方が無難な場合が多い。 50 4四銀(53) *玉側に金銀を全て寄せ、厚い陣形を作った。ここまでの消費時間は島井7分、中倉14分。 51 7五歩(76) *盤面左側は島井の駒が多い。こちらから動いた。 52 同 歩(74) *△8六歩と突き捨てを入れる順も考えられそうだが、ここは素直に応じた。 53 5九角(77) *▲7五飛と▲3七角を見せる。 54 7二飛(82) *このラインで戦う。 55 2六歩(27) *相手陣の弱点である角頭を攻め、位の解消をはかる。 56 同 歩(25) 57 2五歩打 *角取り。▲2六角△2五歩では得をしていない。先着して歩を置くのが肝心。 58 4二角(24) *中倉は20分の持ち時間を使いきって、ここから1手40秒以内。 59 2六角(59) *島井は残り11分。 60 4五銀(44) *銀を前に進めてプレッシャーをかける。 61 4四歩打 *空いたスペースに歩を打つ。 62 3三金(43) 63 1五歩(16) *角筋が止まったのを見て、端からも突っかける。 64 同 歩(14) 65 同 角(26) *いかにも島井流の動き方。 66 1四歩打 *▲3三角成と開き王手で金を取られてはそれまで。 67 3三角成(15) *島井流の強襲が続く。 68 同 角(42) 69 7五飛(78) *駒をぶつけていけば、最後は玉の堅さがいきる、という主張。 70 同 飛(72) 71 同 銀(66) *手番は中倉。さて、どうまとめるか。 72 2七歩打 *2筋の歩が切れているのをいかして、まずはたたき。 73 同 金(38) 74 2六歩打 75 同 金(27) 76 4四角(33) *歩を払って、金取り。 *島井は残り8分。 77 3五歩(36) 78 5五角打 *穴熊玉をにらむライン。 79 5二飛打 *端玉をにらむライン。次に▲2四歩が厳しい。 80 7九飛打 *角のラインをいかした攻め。次に△3九飛成が実現すれば勝ち。 81 4九歩打 *この底歩でしのげるのが大きい。 82 4二歩打 *中倉も歩で大駒の利きをさえぎる。形勢はいい勝負。 83 1三歩打 *終盤は歩を惜しまず使って、相手の形を乱すのがポイント。 84 2二玉(12) *取ると形が乱れるので、かわす。 85 5六歩(57) *盤面中央でよく利いている角の態度を問う。 86 4六角(55) *穴熊玉をにらむラインをキープ。 87 2四歩(25) *島井も20分の持ち時間を使いきって、ここから1手40秒以内。 88 同 銀(23) 89 2三歩打 *終盤は歩のたたき合い。 90 同 玉(22) *△2三同金は▲4二飛成が王手角取りになる。 91 5一飛成(52) *形を決めてから、一段目に。 92 8九飛成(79) *▲2一龍は受けづらいので攻め合い。桂を手にして、△2七桂をねらっている。 93 2一龍(51) 94 2二金(32) *依然勝敗不明の熱戦。 95 1一龍(21) 96 3五銀(24) *▲3五同金ならば△2七桂までだが。 97 2四歩打 *切り返し。 98 同 銀(35) *銀で応じるよりなさそうだが、この交換は大きい。 99 1二金打 *こちらから。代わりに▲4七香もあったか。 100 2一歩打 101 2二金(12) 102 同 歩(21) *2二金が歩に代わった。形勢は島井優勢。 103 1二歩成(13) 104 3五歩(34) *逃げ道を作るが。 105 2二と(12) *厳しい追撃。△2二同角ならば▲1四龍。 106 3四玉(23) *苦しいときには玉は中段に逃げ出すのが勝負術。 107 1四龍(11) 108 3六銀(45) *攻防手。 109 3七桂打 *こちらも攻防手。 110 同 銀(36) 111 同 桂(29) *この桂がよく利いている。 112 4三玉(34) 113 2四龍(14) *島井勝勢。 114 3三金打 115 1三龍(24) 116 3六桂打 117 4五香打 118 2八桂成(36) *中倉も追い込む。 119 同 金(39) 120 4九龍(89) *この龍が攻防に利くかどうか。 121 2九歩打 *穴熊玉は遠い。 122 3七角成(46) 123 4四香(45) 124 同 龍(49) 125 3七金(28) *島井の会心譜となりそうだ。 126 2八歩打 *形作り。 127 同 歩(29) 128 4五桂打 129 2五桂打 130 3七桂(45) *一手違いの形になった。 131 6一角打 *あとは後手玉が詰むかどうか。持ち駒は山ほどある。 132 5二桂打 133 3三桂成(25) *後手玉は詰んでいる。 134 同 龍(44) 135 同 龍(13) 136 同 玉(43) 137 3二飛打 138 4三玉(33) 139 4四歩打 140 同 玉(43) 141 3五金(26) 142 5三玉(44) 143 7一角打 *終了時刻は11時16分。消費時間は両者ともに20分。 *勝った島井二段は準決勝で石橋幸緒四段と対戦する。 144 投了 まで143手で先手の勝ち