# --- Kifu for Windows V6.32 棋譜ファイル --- 開始日時:2009/05/31 10:45 終了日時:2009/05/31 12:24 棋戦:第3回日レス杯1回戦 持ち時間:0時間40分 消費時間:90▲40△40 場所:中野サンプラザ 手合割:平手   先手:藤森奈津子三段 後手:中倉彰子初段 手数----指手-- *藤森奈津子三段−中倉彰子初段 * *いよいよ開幕の第3回日レスインビテーションカップ。 *今日は1・2回戦が行われる。 *振り駒の結果、歩が3枚で藤森奈津子三段の先手と決まった。 *(棋譜・コメント入力=蝶結) * *(※は対局後の検討・感想など) 1 7六歩(77) 2 8四歩(83) *早くも居飛車宣言。 3 7八飛(28) *藤森三段は3手目▲7五歩の早石田狙いも多いが、今回はダイレクトに。 4 8五歩(84) 5 7七角(88) 6 3四歩(33) 7 6六歩(67) *藤森奈津子三段は1961年8月2日生まれ。埼玉県志木市出身(LPSA番号・5)。 *9歳の時父親から将棋を教わり、高校時代アマ女流棋界でタイトルを獲得。 *対居飛車には三間飛車、対振飛車には相振り飛車を得意とする。 * *「なっちゃん」の愛称で親しまれ、将棋教室や大盤解説会、テレビ聞き手などで *活躍。「女流棋士マンデーレッスン」では第1期より塾長をつとめる。 * *長男は日本将棋連盟新進棋士奨励会に所属する藤森哲也三段。 *夫はアマ強豪、長女もアマ女流選手として活躍する将棋一家である。 * *座右の銘は「一歩千金」「和気藹々」。 8 6二銀(71) *中倉彰子初段は1977年3月2日生まれ。東京都府中市出身(LPSA番号・11)。 *6歳の頃将棋を始め、1991・92年に女流アマ名人戦で連続優勝。 *居飛車・振り飛車ともに穴熊を得意とする。 * *テレビ番組の司会・聞き手やイベント司会などで活躍している。 *自身のホームページ「positive-girls.net」の名が表す通り"ポジティブ"が合言葉。 *妹の中倉宏美女流初段とともに、姉妹棋士として *映画「とらばいゆ」(2002年大谷健太郎監督)のモデルとなった。 * *座右の銘は「苦しいときは進歩しているとき」。趣味はテニス、絵画鑑賞、英会話。 *夫は日本将棋連盟棋士・中座真七段。 9 6八銀(79) 10 4二玉(51) 11 4八玉(59) *藤森三段は本棋戦では、過去2回とも1回戦で中倉宏美二段と対戦し涙を飲んでいる *今回は姉の中倉彰子初段相手に、どんな将棋を見せるかに注目。 * 12 3二玉(42) *中倉彰子初段は第1回は2回戦進出(大庭樹○・中井●)。昨年の第2回は1回戦敗退 *(藤田●)。そろそろ上位の牙城を崩しにかかりたいところ。 * 13 3八玉(48) 14 3三角(22) 15 6七銀(68) 16 2二玉(32) 17 7五歩(76) 18 5四歩(53) 19 5六歩(57) 20 5三銀(62) *この銀で相手をけん制する。 21 6八角(77) 22 6四銀(53) 23 5八金(69) 24 1二香(11) *銀を出てから穴熊を明示。戦い慣れている感じだ。 25 7四歩(75) 26 同 歩(73) 27 同 飛(78) *藤森三段はLPSA女流揃いの紺のブレザーに、黒の夏らしいスカート。涼しげないでたちが *初夏を思わせる。 28 7三歩打 *中倉彰初段は濃紺の1つ釦のジャケットに横縞のスカート。スリムな体形は2児の母とは思えないほど。 29 7六飛(74) *この両者は公式戦では2006年9月に対戦して以来(第29期女流王将・中倉勝ち)。 *公認棋戦では、昨年12月の第1期NTTル・パルク天河戦予選で対戦があり *(戦形は後手の四間飛車)、127手で先手の中倉初段が熱戦を制している。 *中倉彰子初段はその勢いで予選を突破し、本戦に進出した。 30 1一玉(22) *ここまで来たら初志貫徹。 31 7七桂(89) *三間飛車の理想形を築きつつある。 32 4二角(33) 33 6五桂(77) *捌きの得意な藤森三段らしい、軽快な桂跳ね。 34 2二銀(31) *会場の中野サンプラザホールはコンサート・イベント会場などで有名なスポット。 *2Fのホールでは、本日Berryz工房のファンクラブイベントが開催されるようだ。 *対局室および大盤解説会場は8Fで進行中。 35 4六角(68) *6四の銀に、集中砲火。 *ここで中倉初段が長考している。表情は険しい。 *早くも勝負どころだ。 36 5五歩(54) 37 同 歩(56) 38 8六歩(85) 39 同 飛(76) 40 同 飛(82) 41 同 歩(87) 42 8九飛打 43 5四歩(55) *気持のよい突き出し。 44 9九飛成(89) 45 5三歩成(54) 46 同 銀(64) 47 同 桂成(65) 48 同 角(42) 49 8二飛打 50 7一金(61) *ここは丁寧に面倒をみる。 51 8四飛成(82) 52 4四香打 *この香車に期待を賭ける。 53 5五角(46) 54 9七龍(99) *中田功七段「私ならここで▲5四歩ですかね。 *次に▲5三歩成〜▲4四角〜▲4三香なら先手が一手勝ってそうです」 55 5六銀(67) 56 6四角(53) *いったん8六の歩を取るのをためらってから、角を出た。 *残り時間は藤森三段13分、中倉彰初段1分。 57 同 角(55) 58 同 歩(63) *ここから中倉彰子初段は1分将棋に。 59 6三角打 60 4二金(41) *対局室は公開で行われている。熱戦の様子を大勢のファンがかたずを飲んで見つめている。 61 7二歩打 *畳みかける叩きの歩。左辺の制空権は先手が握ったか。 * *※解説では代わりに▲5三歩と垂らす手が勝ったか、と検討されていたようだ。△5一歩と受けさせられる展開は、後手が相当勝ちにくい。 62 8三歩打 *秒読みだがここは我慢の時間帯。時刻は12時を過ぎた。 63 6四龍(84) *横に滑らせるように6四へ。龍も侵入が見えてきた。 64 8八龍(97) 65 7一歩成(72) 66 5七歩打 67 4八金(58) *手順に固められるのが大きい。 68 3五桂打 *※藤森三段「ここでじっと受けとくべきでしたかね」▲3六銀と丁寧に打つのがよかったか。 69 8一角成(63) 70 5八角打 * *※藤森三段「完全に見落としてました…」 71 5九金(49) 72 4七角成(58) 73 同 銀(56) *やや首をかしげながら角を取る。ここから両者秒読みに。 74 同 桂成(35) 75 2八玉(38) 76 4八成桂(47) 77 6八桂打 78 3九成桂(48) 79 4五歩打 80 3八金打 81 1八玉(28) *ノータイムで寄る。 82 2九成桂(39) *食いつきに成功したか。 83 1六歩(17) 84 2八成桂(29) 85 1七玉(18) 86 2五桂打 87 2六玉(17) 88 3五銀打 89 2五玉(26) 90 2四銀打 *ここで藤森三段が投了を告げた。 *終了時刻は12時24分。終盤での踏ん張りがきき、中倉彰子初段が初戦をものにした。 *14時からの2回戦はシードの大庭美樹初段と対戦する。 91 投了 まで90手で後手の勝ち