# ---- Kifu for Windows V6.29 棋譜ファイル ---- 開始日時:2010/01/31 15:40 棋戦:第3回ペア将棋選手権 持ち時間:0時間10分 消費時間:0▲0△0 場所:東京「ふくい南青山291」 手合割:平手   先手:中井・宮原(NEC)ペア 後手:石橋・馬上(リコー)ペア 手数----指手-- *準決勝は中井広恵六段・宮原洋介アマ(NEC)ペアと石橋幸緒四段・馬上勇人アマ(リコー)ペアの組み合わせ。持ち時間は各10分、秒読みは一手30秒。各チーム1回ずつの相談タイムがある。女流女流アマアマの順で一手交替で指される。対局開始は16時の予定。 *振り駒は歩が4枚で中井・宮原ペアの先手に決まった。 *(棋譜・コメント入力=桜木) 1 7六歩(77) *初手は中井六段。一礼のあと▲7六歩。 2 8四歩(83) *2手目は石橋四段。飛車先を突く。 3 6八銀(79) *3手目は宮原さん。 4 3四歩(33) *4手目は馬上さんが角道を開ける。矢倉模様の立ち上がり。 5 6六歩(67) *準決勝の2局が並んで行われている。公開対局なので多くのお客さんが対局を見守っている。 6 6二銀(71) 7 5六歩(57) 8 5四歩(53) 9 4八銀(39) *大盤解説は瀬川晶司四段、聞き手は島井咲緒里初段。 10 4二銀(31) *石橋ペアは予選で1敗している。「男性のほうの終盤力に問題があるのかな」と大盤解説の瀬川四段。緊張の面持ちの馬上さんは、解説が聞こえて苦笑い。 11 5八金(49) 12 3二金(41) 13 7八金(69) 14 4一玉(51) 15 6七金(58) 16 7四歩(73) 17 6九玉(59) 18 5三銀(62) *△5三銀右は石橋四段。「竜王戦の▲羽生−△渡辺戦でも出た急戦策です」と瀬川四段。 19 5七銀(48) *「▲5七銀は△5五歩の急戦を警戒しましたね。普通は▲2六歩でしょうか」と瀬川四段。 20 5二金(61) *「対戦チームを指名できるシステムは遺恨が残るのでやめたほうがいいと思います」と島井初段。中井チームに指名され、往復ビンタをくった。 21 2六歩(27) *「藤田さんはどうぶつしょうぎが有名ですね。私も子供たちの指導で使わせてもらっています。島井さん、ゾウとキリンどちらが右で左か分かります? 子供に「ゾウは角だから左に決まってるよ!」と教えてもらいました」と瀬川さん。 22 4四歩(43) 23 7七銀(68) 24 4三金(52) 25 7九角(88) 26 3三銀(42) 27 3六歩(37) *▲5七銀と△5三銀が入っているので通常の矢倉戦とは趣が異なる。 28 3一角(22) 29 4六銀(57) 30 7二飛(82) *石橋四段は数分の長考で飛車を寄った。やや珍しい。△4二角など形を決めないほうが多い。 31 8六銀(77) *▲8六銀は宮原さん。7筋の交換を防いだ銀上がり。 32 6四銀(53) 33 5七角(79) *▲5七角は中井六段の指し手。△7五歩に▲6五歩△同銀▲7五歩の突き違いを見せた手筋。後手の△6四銀に対応している。 34 5三角(31) *後手も3段目に角を上がる。入城の準備。着手後石橋四段は首をかしげた。 35 7九玉(69) 36 3一玉(41) 37 8八玉(79) 38 2二玉(31) *お互い入城し金矢倉に。ガッチリとした駒組み。 39 3七桂(29) 40 2四銀(33) 41 1六歩(17) 42 1四歩(13) 43 3八飛(28) 44 9四歩(93) 45 9六歩(97) 46 7三桂(81) *これで先後同形。「見たことない将棋だ」と中井六段がつぶやいて苦笑い。石橋四段もつられて笑顔を見せた。 47 3五歩(36) *元気よく仕掛けたのは宮原さん。 48 同 銀(24) 49 同 銀(46) 50 同 歩(34) 51 2五桂(37) 52 2四銀打 *先受けの手筋。▲4六銀には△4五歩の突き違いの手筋がある。5三角が3五に利くのがミソで▲3五銀と出られない。 *ここで中井・宮原ペアが作戦タイムを取って別席に移動した。石橋・馬上ペアも盤の前で読み筋を確認している。 53 8三銀打 *再開後、宮原さんはすぐに銀を打った。後手陣を攻め駒を責めるいわゆるB面攻撃。 54 6二飛(72) 55 1五歩(16) 56 同 歩(14) 57 7四銀成(83) 58 1六歩(15) 59 1三歩打 60 4五歩(44) *馬上さんの△4五歩に石橋四段が大きくうなずいた。 61 8四成銀(74) *じりっと1歩を取って手を渡す。 62 4四角(53) 63 4六歩(47) 64 3六歩(35) *両チームとも10分の持ち時間を使い切り、1手30秒の秒読みに入っている。 65 4五歩(46) 66 2六角(44) 67 3三歩打 *大盤解説は鈴木大介八段と中倉彰子女流初段に交替した。 68 4二金(32) *取らずに金をよろけたのは馬上さん。 69 2四角(57) *ずばりと切ったのは中井六段。△同歩に▲3六飛でガンガン攻め込むつもりだろう。 *ここで石橋・馬上ペアが3分間の作戦タイムに入った。 70 3七歩成(36) 71 1八飛(38) 72 2四歩(23) 73 1六飛(18) 74 2五歩(24) *先手はたくさん駒を取られたが、▲1二歩成で端が破れている形。 75 1二歩成(13) *「成りたいけど先に▲2四銀と押さえておくのが急所でした」と鈴木八段。 76 3三玉(22) *「後手も結構がんばれますよ」と鈴木八段。 77 1一と(12) 78 1五歩打 79 2六飛(16) 80 同 歩(25) 81 7一角打 *角の利きで上部脱出を押さえるつもり。 82 6一飛(62) 83 3五角成(71) 84 3四歩打 *後手はしばらく辛抱を続けるしかない。 85 4四銀打 *秒読みの中で銀を打った中井六段は、額に手をやった。 86 3二玉(33) 87 2四馬(35) *「▲6八馬と引いて、相手をげんなりさせる手もありました。古くから伝わるテクニックです」と鈴木八段。 88 3三金(43) 89 1四馬(24) *馬を寄って王手。後手は2筋には歩が利かない。 90 2三金(33) 91 1五馬(14) 92 1四歩打 *△1四歩と馬を追ったのは馬上さん。力強い手つきだった。 93 4二馬(15) *ズバリと中井六段は馬を切った。 94 同 玉(32) 95 4三金打 *下段に落とすのが寄せの基本。 96 3一玉(42) 97 2五香打 *歩の裏からの香車が痛い。「厳しい攻めになってきましたね」と鈴木八段。 98 2四桂打 99 2一と(11) *「と金を消して桂を取るので微妙な手、かもしれません」と鈴木八段。 100 同 玉(31) 101 3三銀成(44) 102 1二玉(21) 103 1六桂打 *桂で追撃。「いい手です」と鈴木八段。 104 4六角打 *△4六角は馬上さん。苦しげに首をかしげながら指された。 105 2四桂(16) *△1三玉は▲1二桂成△同玉▲2三香成で詰み。 106 同 角(46) 107 同 香(25) 108 同 金(23) 109 1三歩打 *ここで石橋四段と馬上さんが顔を見合わせて苦笑い、その後投了を告げた。以下は△1三同玉▲2二角△1二玉▲1三歩△2一玉▲3二金までの詰み。「強い勝ち方でした。先手チームの安定感が素晴らしかったですね。石橋ペアは入玉にすべてを懸けましたが阻止されてしまいました」と鈴木八段。 110 投了 まで109手で先手の勝ち