# --- Kifu for Windows V6.32 棋譜ファイル --- 開始日時:2009/02/10 10:00 終了日時:2009/02/10 14:45 棋戦:第1期天河戦 持ち時間:2時間 消費時間:91▲95△120 場所:駒込サロン 手合割:平手   先手:中井広恵六段 後手:松尾香織初段 手数----指手-- *準決勝第2局は中井広恵六段と、松尾香織初段の対戦。勝者は決勝三番勝負で、成田弥穂女子アマ王位と優勝を争う。 *振り駒の結果、中井六段の先手と決まった。 * *(棋譜・コメント入力=青葉) 1 7六歩(77) 2 3四歩(33) 3 2六歩(27) 4 5四歩(53) *松尾、得意の中飛車を宣言。 5 2五歩(26) 6 5二飛(82) 7 2二角成(88) *中井の対策は角交換。 8 同 銀(31) 9 9六歩(97) 10 9四歩(93) 11 7八銀(79) 12 6二玉(51) 13 4八銀(39) 14 7二玉(62) 15 4六歩(47) 16 8二玉(72) 17 6八玉(59) *ここまでの消費時間は両者ともに4分。 18 7二銀(71) 19 7九玉(68) 20 8四歩(83) 21 4七銀(48) 22 7四歩(73) *上部の位負けをきらう。 23 5八金(49) 24 8三銀(72) 25 6六歩(67) 26 3三銀(22) *▲2四歩△同歩▲同飛と飛車先の歩を交換されるのを防ぎながら、機を見て△2二飛からの逆襲を目指す。 27 8六歩(87) 28 7二金(61) 29 8八玉(79) *ここまでの消費時間は両者ともに12分。 30 2二飛(52) *松尾、経験十二分の形。 31 5六銀(47) 32 4四銀(33) *△2四歩▲同歩△同銀ではなく、△4四銀から△3三桂の形を目指す。 33 6七銀(56) *△5五銀とぶつけられるのをあらかじめかわしながら、固める。「ダイヤモンド」とも形容される金銀4枚の美濃囲いができあがった。 34 6四角打 *松尾、決断の一手。角を手放して一歩を取りに行く。昨年のマイナビ女子オープン第2局▲矢内−△甲斐戦など、この戦形ではしばしば見られる筋だ。 *ここまでの消費時間は中井21分、松尾31分。 35 4五歩(46) *約20分考えて突き出した。△4五同銀ならば? 36 同 銀(44) *気合よく応じる。 *ここまでの消費時間は中井42分、松尾39分。 *中井はここでまた時間を使って考えている。 37 4八飛(28) *銀取りに回った。松尾はどう受けるか。ここさえしのげば楽しみが多そうだ。 *時刻は11時半を過ぎた。昼食休憩は12時10分から13時まで。 38 4四歩(43) *自然な受け。4三に空間はできたが、角を打ち込まれても大丈夫。 *先手としては、収まってははっきり悪い。▲5六銀とぶつけるなどして勝負か。 39 5六銀(67) *やはり。△5六同銀には▲同歩か、あるいは▲4四飛か。 40 4二飛(22) *松尾も読んでいたか、小考で飛車を回った。 *12時10分、中井の手番で休憩に入った。ここまでの消費時間は中井1時間4分、松尾55分(チェスクロック使用・持ち時間各2時間)。 41 2四歩(25) *13時、対局再開。中井はすぐに着手。 42 同 歩(23) 43 2八飛(48) *突き捨てを入れてから、2筋に戻る。後手も△2二飛と戻れば、今度は▲4五銀△同歩▲4三角が生じる。 44 2二飛(42) *仕方なしと見たか。 45 4五銀(56) *中井が巧妙に動いたか。 46 同 歩(44) 47 4三角打 *これで馬ができる。中井が大きくポイントをあげたか。 *松尾の手が止まったまま、時間が過ぎていく。13時半時点での消費時間は、中井1時間17分、松尾1時間23分。 48 3三桂(21) *松尾は残り時間がちょうど30分になるぐらいまで考えた。 49 5四角成(43) *こちらに成り返る。 50 2五桂(33) *相手の飛先を重くしながら、桂をさばく。ただし現在は次に△3七桂成としても、▲6四馬△同歩▲3七桂で無効。 51 6五銀打 *急所に配された角を攻める。△8六角は▲5五馬で王手飛車。△7三角は▲7五歩が厳しいか。 52 5二飛(22) *王手飛車のラインをなくしながら、こちらに転戦。 53 4五馬(54) *あわてない。 *時刻は14時を過ぎた。残り時間は中井33分、松尾13分。 54 8六角(64) *玉頭の歩が取れたのは大きいが。 55 4八飛(28) *4一金に狙いをつける。 *「松尾初段、残り10分です」の声がかかった。 56 7三桂(81) *銀取りよりも、玉の斜めのラインを消す意味の方が大きいか。 57 8七歩打 *玉頭のスキを埋めながら、角取り。 58 4二角(86) *4一金をカバーしながら。しかしこれは、▲4四歩が厳しいか。また▲5四銀もありそうだ。 59 4四歩打 *やはり。残り時間は中井30分、松尾5分。 60 3三角(42) *▲4三歩成ならば△6六角が王手。しかし▲5四銀で、やはり松尾苦しいか。 61 5四銀(65) *松尾、いよいよ苦しくなってきた。 62 4二歩打 63 6七金(58) *次の攻めを楽しみにしながら、じっと落ち着く。 64 5一飛(52) *あらかじめ当たりを避けた。 65 6三銀成(54) 66 同 金(72) 67 同 馬(45) 68 7二銀打 *中井がどのように勝ちを選ぶか、という局面。 69 6二馬(63) *ここに入った。中井は残り25分。松尾はここから一分将棋。 70 6五歩打 *▲6五同歩△6六歩▲同金△5七飛成と進めばよいが、中井が許すはずもない。 71 5一馬(62) *△5一同金に▲3一飛で角金両取り。 72 同 金(41) 73 3一飛打 *はっきり中井勝勢。 74 6六歩(65) 75 同 金(67) 76 3九角打 77 4七飛(48) *あわてる必要は何もない。 78 3八銀打 *形作り。 79 4五飛(47) *どこまで行っても、角金両取りが残る。△5七角成には冷たく▲6七金打とされそう。 80 5七角成(39) 81 6七金打 82 3五馬(57) 83 同 飛(45) 84 同 歩(34) 85 5一飛成(31) 86 4四角(33) 87 6二歩打 *ついに受けなし。 88 6一歩打 89 同 歩成(62) 90 6五歩打 91 7一角打 *松尾は小さな声で「負けました」と告げた。終了時刻は14時45分。消費時間は中井1時間35分、松尾2時間(チェスクロック使用・持ち時間各2時間)。 *第1期天河戦決勝三番勝負は、中井広恵六段と成田弥穂女子アマ王位が対戦することとなった。 92 投了 まで91手で先手の勝ち